参加者募集中!JACI同時通訳グランプリ

通訳2018.03.16

日本会議通訳者協会が、初めての試みとして「同時通訳グランプリ」を開催する。
通訳を目指す人、なって間もない人を対象としたコンテストだ。
その開催の経緯などについて副会長の大竹純子さん、理事の岩瀬かずみさんに聞いた。

会議通訳者・日本会議通訳者協会 副会長IMG_4719
大竹純子さん(右)
日系証券会社の海外調査部で証券アナリストとして、勤務した後、米国ペンシルベニア大学ウオートン校にてMBAを取得。帰国後は、米国の投資運用会社でアナリスト・ファンドマネジャー、調査部部長として、日本株に関わった後、通訳者に転身。米国の金融機関及びコンサルティング会社で社内通訳を経験し、フリーランス通訳となる。専門分野は金融、経済、環境・エネルギー、サイエンスなど。

会議通訳者・日本会議通訳者協会理事
岩瀬かずみさん(左)

国際特許事務所で明細書翻訳者として勤務した後、某大手通信キャリア社長付き通訳に。フリーランス独立後は首脳会談、EPA交渉からラグビーW杯、東京2020オリンピック・パラリンピック組織委員会、スポーツ、ファッション記者会見、ショップチャンネル他エンターテインメントなど幅広く活動。得意分野は、フィンテック、セキュリティ、教育、マーケティング、ジュエリー、ファッション、エンターテインメント、スポーツ(格闘技、サッカー)。

日本会議通訳者協会(Japan Association of Conference Interpreters:JACI)

2015年4月に発足した日本唯一の「会議通訳者による会議通訳者のための非営利通訳者団体。会議通訳者間の情報交換、通訳業界に関する情報発信、通訳者の育成、通訳者の社会的地位の向上等を主な目的としている。

通訳エージェントも多数参加!
仕事へのチャンス、きっかけづくりにも!

Q:6月9日に「第1回JACI同時通訳グランプリ」が開催されます。今回、グランプリを企画したきっかけは?

日本は他国と比べて、大学などの教育機関における通訳者養成プログラムが遅れています。また、同時通訳の技術を競うような場も、日本にはありません。しかし同時通訳のパフォーマンスを審査されるコンテストというのは、教育的な意義が高く、通訳者のすそ野を広げる効果も高いと思います。
ですので、同時通訳スキルを競うコンテストを実施することで、同時通訳に挑戦する人を増やしたいと、このグランプリを企画しました。
主催する私たちJACIが目指すのは、次世代の才能を発掘し、その方たちに将来の指針や仕事のチャンスを提供したいということ。ですので、グランプリには通訳エージェントの代表者に多数参加していただくことになりました。
また、応募資格は「学生の部」と「社会人の部」にわけて、通訳を学ぶ学生と、通訳訓練の経験がある社会人や通訳者になって3年以内の同時通訳者としています。同時通訳を経験できるチャンスは限られていますので、通訳を学ぶ学生・社会人や、経験の少ない通訳者に機会を提供し、同時通訳の楽しさ・すばらしさを感じてもらいたいと思っています。

Q:コンテストはどのような方法で行うのでしょうか? また審査は誰が行うのでしょうか?

一次審査は、日→英、英→日、双方向の同時通訳パフォーマンスの審査を、オンラインで行います。録音したデータを送っていただく形で、学生の部4名、社会人の部6名を選考します。
一次審査を通過した方々に、本選(ファイナル)に出場していただきます。ファイナルでは同時通訳ブースに入って、講演者の生のスピーチを同時通訳してもらう形になります。
審査は、通訳エージェントの代表取締役や通訳部の責任者などが行います。6社が参加予定です。また東京外国語大学教授・鶴田知佳子先生、日本会議通訳者協会の認定会員も審査員に加わる予定です。

Q:コンテストに参加するメリットとは? また、どんな人に参加してもらいたいですか?

前述の通り、今回のコンテストには通訳エージェントに複数参加していただきます。通訳エージェントは、同時通訳ができる人材の発掘に積極的ですが、なかなかいい人材に出会えないとの悩みも抱えています。ですから今回のように、目の前で新たな才能、新たな人材に出会える同時通訳コンテストには、非常に高い期待を持っていらっしゃるようです。
また、コンテストの参加者は、審査員であるエージェントの代表取締役や通訳部の責任者に実力を認められれば、将来の仕事に直結する可能性があり、それが今回のコンテストの大きな魅力であると思います。また業界関係者が多く参加しているので、人脈を広げる(ネットワーキング)のチャンスにもなると思います。
ですから、同時通訳を勉強している方、同時通訳の初心者の方で、将来、同時通訳者として働きたいと思っている方に、ぜひ積極的にご参加いただきたいですね。
また、コンテストをきっかけに、同時通訳の楽しさを知ってもらいたいと思っていますので、幅広い方にご参加いただきたいです。一次審査はオンラインで行いますので、地方在住の方でも参加しやすいと思います。

****************************
【コンテスト概要】

■主催:日本会議通訳者協会

■応募資格:
・学生の部:大学(院)生・短大生・専門学校生で、通訳に関する授業の受講経験がある方、過去5年以内にCEFR C1レベル、英検1級程度、または相当する英語試験で同等の級・スコアを取得した方。
・社会人の部:通訳に関心のある一般の方で、通訳訓練の受講経験がある方、過去5年以内にCEFR C1レベル、英検1級程度、または相当する英語試験で同等の級・スコアを取得した方、または実務経験3年以内のプロの通訳者。

●予選について●

■申し込み期間:
2017年12月1日~2018年4月30日

■申し込み方法:
専用WEBページより
https://peatix.com/event/330296/view

■一次審査:2018年5月12日(土)13:00~
日→英、英→日の双方向同時通訳パフォーマンスの審査をオンラインで行う。

■予選テーマ:
「人類多様性に関する社会」(日→英)
「脳科学・精神疾患」(英→日)
を各10分程度を訳す。

■参加費用:事務手数料として学生申し込み2,000円、一般申し込み3,000円

●本選について●

■日時: 2018年6月9日(土) 9:00~18:00 (イベント後に懇親会あり)

■会場:東京外国語大学 府中キャンパス 101教室 同時通訳ブース付き

■賞:グランプリ:1名、準グランプリ:2名、審査員賞:1名

★その他詳細はHPをご覧ください
http://www.japan-interpreters.org/news/grandprix2018/