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2023.05.18 UP

第112回 placeholder/グローバル会議を設定する人なら覚えておきたい単語

第112回 placeholder/グローバル会議を設定する人なら覚えておきたい単語

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

ビジネス現場では頻出の用語「プレースホルダー(placeholder)」

次回の会議予定が正式には決まっておらず、候補日がいくつかあるときに、会議参加者には予定を空けていてほしいもの。そのために仮に確保する時間や会議通知のことを英語では“placeholder”と言います。

この単語は“hold a place(場所を確保する)を名詞化したものと考えると覚えやすいかと思います。最近は日本語でも「プレースホルダー」と片仮名で言うようになりました。

“placeholder”には「代理人」や「代用語」の意味もありますが、グローバルビジネスの現場では、上述のように「仮に確保する会議時間・通知」のことを指す場合がほとんどです。すでにグローバルビジネスに関わっていらっしゃる方であれば、ご自身のOutlookカレンダーに件名が「Placeholder」となった会議通知が入ってきた経験があるかも知れません。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:We’ll send you a placeholder for your Outlook calendar once the date has been confirmed.
B:That’d be great.

A:日程が決まったらOutlookのカレンダーにプレースホルダーを送りますね。
B:よろしくお願いします。

ぜひ使ってみてください!

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森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CRO・シミックのシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。立教大学(社会デザイン学 [博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳 [修士])卒。英検1級、全国通訳案内士、国連英検・特A級(外務大臣賞)。日本会議通訳者協会(JACI)のHPでコラム「製薬業界の通訳」を、『通訳翻訳ジャーナル』(2022-23年)でコラム「専門分野の通訳に挑戦【製薬編】」を連載していた。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版)、『ジェンダー研究と社会デザインの現在』(三恵社)がある。 立教大学・兼任講師/研究員、社会デザイン学会・理事。趣味は小6から続けているテニス。