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2023.08.21 UP

英日映像翻訳「総合コース・Ⅰ」
日本映像翻訳アカデミー

英日映像翻訳「総合コース・Ⅰ」<br>日本映像翻訳アカデミー

映像分野における「言葉のプロ」を養成
徹底した就業サポートで修了生の約6割がプロに

英日・日英映像翻訳で字幕と吹替の両手法を学ぶ

1996年設立の日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は、映像翻訳やバリアフリー字幕・音声ガイドなど、映像分野における「言葉のプロ」を養成する専門スクールだ。

英語から日本語への翻訳に特化した英日映像翻訳は、「総合コース・Ⅰ」「総合コース・Ⅱ」「実践コース」の3つのコースからなる。一方、日本語から英語への翻訳に特化した日英映像翻訳には、「総合コース」と「実践コース」の2コースがある。英日・日英いずれのコースも字幕と吹替(リップシンク・ボイスオーバー)の3つの手法を学ぶことができる。

「実践コース」修了後、JVTAが実施するトライアルに合格すると、併設のメディア・トランスレーション・センター(MTC)などの受発注部門から仕事が発注される。現在、修了生の約6割が映像翻訳やその他の分野でプロとして活躍している。

映像翻訳者に必要な「6つの資質」を伸ばす

JVTAの特徴は、プロの映像翻訳者に必要なスキルを「6つの資質」として定め、「ソース言語解釈力」「コンテンツ解釈力」「取材・調査力」「翻訳力」「ターゲット言語応用表現力」「ビジネス対応力」の6つの力をバランスよく伸ばせるようにカリキュラムが組まれている点だ。翻訳スキルはもちろんのこと、作品解釈、日本語表現力、フリーランスとしての働き方などに関する授業もあり、多方面から受講生の技術向上を支える。

藤田奈緒先生
藤田奈緒先生Fujita Nao

英日映像翻訳「総合コース・Ⅰ」の講師。会社勤めをしながら映像翻訳者としてキャリアをスタートしたのち、JVTAの映像翻訳ディレクターとして、テレビ放送・動画配信サイト用の映画、ドラマ、リアリティ番組、ドキュメンタリー番組など幅広いジャンルのディレクションを手がける。英日映像翻訳の授業や各イベントでも講師を務めている。

野坂知世さん
野坂知世さんNosaka Tomoyo

電機メーカー勤務を経て、2019年4月からJVTAで映像翻訳を学ぶ。英日映像翻訳「総合コース・Ⅰ」「総合コース・Ⅱ」「実践コース」を受講後、トライアルに合格し、21年6月にプロデビューを果たす。現在は、医療機器メーカーの品質保証部門に勤務しながら、フリーランス の映像翻訳者として活躍している。

制作工程がよりスピーディーになった今
翻訳には責任とクオリティが求められている

翻訳スキルから心構えまですべてをカバーしてもらった

藤田奈緒先生(以下、藤田):野坂さんは、会社員を経てJVTAに入学されました。映像翻訳を学ぶにあたり、なぜ本校を選ばれたのですか?

野坂知世さん(以下、野坂):大学卒業後メーカーに就職したのですが、小学生の頃からずっと憧れていた映像翻訳にチャレンジしたいと思い、スクールに入学することにしました。一定期間、集中して学びたいと思っていたので、JVTAの日曜集中クラスに興味を引かれてオープンスクールに参加したんです。その時の体験授業がとにかく楽しくて、「この学校で学びたい!」と思うようになりました。

藤田:そうでしたね。野坂さんとは、オープンスクールの個別面談で初めてお会いしました。

野坂:私の質問に一つひとつ丁寧に答えてくださって、「JVTAで一緒にがんばりましょう」と言ってくださったことが印象に残っています。藤田先生には、コース進級時や修了時にも面談していただき、その時々で不安を払拭していただきました。

藤田:野坂さんはとにかくまじめで学習意欲の高い受講生でした。授業中も面談のときも、わからないことは質問し、疑問点を咀嚼しながら着実に学習を進めていましたね。「総合コース・Ⅰ・Ⅱ」と「実践コース」で学んでみていかがでしたか?

野坂:映像翻訳にはずっと興味があったのですが、具体的なことは何もわからず、まさにゼロからのスタートでした。実際にプロとして稼働するために必要な翻訳スキルから心構えに至るまで、すべてをカバーしていただきました。

藤田:JVTAでは、プロの映像翻訳者に必要な「6つの資質」がバランスよく身につくようにカリキュラムを組んでいます。単に英語から日本語に翻訳するのではなく、いろいろな視点から他言語を日本語に落とし込むプロセスを学ぶというスタイルを取っているので、その点を体得していただけたのなら良かったです。

野坂:藤田先生がおっしゃったように、「6つの資質」がいかに大切かを学べたことは大きかったです。先生方やクラスメートと対話を重ね、さまざまな観点から映像翻訳を学ぶ機会をいただきました。また、授業を通して皆さんの訳例に触れたことも、良い刺激になりました。自分の訳の良いところや改善すべきところを俯瞰的に見ることができました。

藤田:クラス制のメリットは、まさにそこにあると思います。JVTAでは、全員の課題原稿をクラス全体で共有して授業を進めますので、それだけたくさんのサンプルが集まります。受講生にとって、これはとても良い勉強の機会になりますので、ぜひこの環境を生かしていただきたいですね。

快適なリモート環境で、授業はスムーズに進行。世界のどこにいてもできる映像翻訳は、テレワーク時代にもおすすめの職能だ。

トライアル、OJTを経て さまざまな作品の翻訳を手がける

藤田:野坂さんは、「実践コース」を修了してトライアルに合格するまでの間、どんな勉強をしましたか?

野坂さん:動画配信サイトの番組の字幕を書き写して「いい字幕」を自分の中に取り込んだり、JVTAの「日本語表現力強化コース」を受講して日本語表現力の向上に努めたりしました。トライアルが終わるたびに、「実践コース」のクラスメートと学習会を開いたこともいい思い出です。

藤田:修了後もクラスメートと交流が続いたんですね。横のつながりは精神的にも大きな支えになりますよね。

野坂:はい。皆さんと励まし合って学び続けたことが、トライアルに挑戦する上で良いモチベーションになりました。また、トライアル後にJVTAからいただく評価表も、自分の能力を客観的に把握するのにとても役立ちました。評価表では、「6つの資質」に対してトライアルの結果を数値化して出していただけたので、何をどのように改善すればいいのかが具体的にわかりました。修了後もトライアルやOJTでサポートしていただいたことに感謝しています。

藤田:プロデビューから2年が経ちましたね。映像翻訳のお仕事はいかがですか?

野坂:映画やドラマ、リアリティ番組、ドキュメンタリーなどさまざまなお仕事をいただいています。大好きなエンターテインメントの世界で、映画やテレビ番組の制作サイドの一員になったことを実感しながら、一つひとつの作品に取り組んでいるところです。いま現場で求められているのは、どんな翻訳者でしょうか?

藤田:最近は動画配信用のコンテンツが増えたため、ドラマシリーズの全話を一度に制作するという工程が主流になり、よりスピードが求められるようになりました。そのため翻訳に関しては、初稿の段階で完成度の高い原稿を作成することが何より重要になってきました。コンテンツを深く読み込み、誤訳がなく、用語統一ができているなど、自分の原稿に責任を持ち、クオリティを維持できる翻訳者が求められています。

野坂:よくわかりました。作品に込められたメッセージや制作者の思いをそのまま視聴者に届けられるよう、責任を持って映像翻訳の仕事に向き合っていきたいです。

藤田:映像翻訳は、あらゆる人生経験を必ず生かせる仕事であり、とてもやりがいを感じられる世界です。野坂さんのように熱意のある方にぜひチャレンジしていただきたいですね。

受講生同士の交流や振替制度など さまざまな場面で手厚くサポート

JVTAでは、2020年4月期より完全リモート受講を実施しているが、授業の開始前と終了後に歓談タイムを設け、受講生が交流できる場を提供している。また、コミュニケーションツール「Slack」を通じて、講師に質問したり、受講生同士で意見交換したりすることが可能だ。各クラスには「クラス担当」が付き、出欠や提出物の管理、さらに学習の悩み相談などに対応。受講生を全面的にサポートしている。

このほか、受講生の利便性を考慮したシステムとして「振替制度」がある。この制度は、授業を欠席する場合、事前に届けておけば他の曜日の同じ内容の授業を受講できるというもの(2回まで無料)。他の曜日への振替が難しい場合は、次の学期以降への振替となる。こうしたさまざまなサポート体制が整った環境の中で、受講生は映像翻訳の学習に取り組むことができる。

コース紹介

通学・オンライン講座
リモート通学コース

英日映像翻訳 総合コース・Ⅰ・Ⅱ/実践コース
日英映像翻訳 総合コース/実践コース
ロサンゼルス校M-1留学コース

通信講座
映像翻訳Web講座

ベーシックコース/プラクティスコース/アドバンスコース/プロフェッショナルコース

問い合わせ先
日本映像翻訳アカデミー

TEL:03-3517-5002
電話受付 【平日】10:00~20:00 【土・日曜日】10:00~17:00
〒103-0021
東京都中央区日本橋本石町3-2-4 共同ビル(日銀前)2F/3F

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