こんな学校です!

通学・通信講座とも、入門からプロレベルまで豊富なラインアップを用意。また、翻訳を学べる学校として日本で唯一の全日制コース(総合翻訳科)も開講。第一線で活躍中の現役翻訳者が指導にあたる。企業の協力のもと、各分野で優秀な受講生を採用する仕組みが用意されており、手厚い仕事のサポートも好評だ。

修了生インタビュー

「翻訳入門」修了生
上田理沙さん
(うえだ・りさ)

大学を中退し、2014年4月にフェロー・アカデミーに入学。「翻訳入門」「ベーシック3コース」などを修了後、特許翻訳のチェッカーとしてキャリアをスタート。18年には個人事業を法人化し、現在は特許を中心に翻訳を手がけている。

英文を読む力が大きく向上翻訳力のベースを築くことができた

一念発起して大学を辞め、フェローの門を叩いたのが2014年の春のこと。特許を中心に翻訳を手がけ、18年夏に個人事業主から法人成りした上田理沙さんのキャリアヒストリーは、わずか6年前に始まる。

「翻訳を選んだのは、学生時代に知人に頼まれ、インディペンデント映画の字幕をつくったことがきっかけです。初めて翻訳したのでとても苦労しましたが、それでもおもしろかったので」

翻訳学校としての伝統と多彩な講座ラインアップに惹かれ、フェローに入学。一から学ぼうと、「翻訳入門」を受講した。

「テキストの『STEP18』にはさまざまな英語の例文が収録されていて、古典作品からの引用があったりもします。単語は難しくないのに意味が取れず、戸惑うこともありましたが、調べたり文法を確認したりしながら読み解く練習を重ねたことで、英語を読む力がグンと伸びました。学び初めの段階でいろんな英語の文体に触れられたのは、とてもよかったと思います」

講師のアドバイスが成長につながった

英文の解釈力を伸ばすだけでなく、「頭で理解した意味を“人が読んでわかる日本語”にアウトプットするコツ」もつかむことができた。大きかったのは、「とにかく優しい」という講師の存在。どんな質問にも親身になって答えてくれたそうで、「先生の的確なアドバイスが自分の成長につながった」と感じている。

修了後は総合翻訳科「ベーシック3コース」に進み、分野ごとに翻訳力を磨いた。その中で自分の興味と適性を見極め、翻訳者ネットワーク「アメリア」で見つけた求人に応募して、特許翻訳のチェッカーに。現在へと至る第一歩を踏み出した。

「『翻訳入門』を受けていなかったら『ベーシック3コース』の授業についていけなかっただろうし、人の訳文をチェックする仕事なんて、怖くてできなかったと思います」

着実にステップアップしてこられたのは、土台をしっかり築いたからこそ。自信を持って、次の目標にも向かっていける。

「翻訳は今後も続けていきますが、自分で訳すだけでなく、特許翻訳についての本を出したいと考えています」

講師インタビュー

「翻訳入門」
寺澤比奈子先生
(てらさわ・ひなこ)

翻訳家。訳書に『北斎 ポップアップで味わう不思議な世界』(大日本絵画)、『スイス憲法―比較法的研究』(共訳、成文堂)、『人が人を裁くとき』(共訳、有信堂高文社)など。雑誌や新聞の記事翻訳、語学教育番組の翻訳も手がける。

英文法を総復習しながら自然な日本語に訳す考え方を学びます

「翻訳入門」では「STEP18」をテキストとし、英文法の重要項目を総復習しながら、無生物主語や動詞の名詞化など、英語特有の表現を自然な日本語に訳す考え方を学びます。

まず提出課題の講評と解説を行い、テキストに沿って新たな学習ポイントを理解した後、練習問題に取り組む、というのが基本的な授業の流れです。提出課題については、丁寧に添削してお返ししています。

初めて翻訳を学ぶ方のクラスということで、折にふれて辞書を引いてもらうようにしています。やさしい単語ほどいろんな意味があり、文脈で判断する必要があるということを実感していただくためです。また、気兼ねなく質問したり意見を言ったりしてもらえるよう、和やかな雰囲気づくりにも努めています。

授業を受ける意味は多様性に触れられること

翻訳には正解がありません。だからこそ、経歴や世代の異なる人たちが集まって学ぶことに意味があります。さまざまな解釈や訳し方に触れられるからです。もちろん授業だけが学びの場ではないので、言葉の感覚を磨くためにも、普段から英語に接し、見聞きする言葉に敏感でいることが大切だと思います。

新たな仕事を受けるたび、テーマや背景についていろいろと知ることができるのが、翻訳の醍醐味。書き手に寄り添い、読み手にも配慮した日本語表現を考えるのは容易くはありませんが、そこにやりがいやおもしろみを感じます。

翻訳はコミュニケーションを支える仕事です。原文に「えっ?」と思うようなことが書いてあっても、自分の評価を挟んではいけません。書き手の言いたいことをそのまま受け取り、そのまま伝わるような日本語にしていく。そんな一歩引いた姿勢が求められます。

また「自分一人でできる仕事」と思われがちですが、実際にはチェッカーさんやコーディネーターさん、編集者さんなど、いろいろな人との関わりがあります。謙虚さや素直さも必要だということを、頭の片隅にとどめておきましょう。

基本を学び、やりたい分野が決まったら、専門性を深める勉強が始まります。プロになるまで諦めない、そんな強い気持ちで勉強に励んでください。