kawamura

IT分野の翻訳・ローカライズに強い(株)川村インターナショナルは、他社に先がけて機械翻訳案件への対応やポストエディットサービスを提供してきた。8年前から国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)との自動翻訳技術の共同開発を行っており、NICTの技術提供を受けて同社が商用サービスを行う「みんなの自動翻訳@KI(商用版)」の利用者は、2020年には1万人を突破した。他にも「Globalese」「Translation Designer」など、複数の機械翻訳エンジンやプラットフォームの提供を行っている。
MTサービスの一環として、機械翻訳の導入支援も行っており、さまざまな企業のMT利用をサポート。またMTサービスの先駆者として、豊富な実績とノウハウを生かし、クライアントの翻訳の用途や課題によって機械翻訳から人力翻訳まで適切なソリューションの提案を行うことができるのも強みである。さらに開発面にも力を入れており、2021年1月には「翻訳を必要とするすべての人に変革を」という理念をベースにして立ち上げた自社ブランド、「XMAT(トランスマット)」のサービス提供を開始した。
コロナ禍によるテレワークや昨今のデジタルトランスフォーメーションの流れを受け、MT関連サービスは好調に推移しており、「現在は全体の売上の約2割強がMT関連サービス」(担当者談)となっている。