翻訳事業部 山内ルカさん

 サイマル・インターナショナルの「メディカル翻訳サービス」は、専門性の高い医療・医薬文書の翻訳ニーズに対応できる体制をオペレーションとリソースの両面で整えている。サイマルのクオリティ重視の特長はそのままに、医療・医薬に特化した翻訳チームが、非臨床・臨床、査察・監査、広報・マーケティングなど業界のあらゆる翻訳ニーズに応える。

「医薬品・医療機器メーカー、CRO、医療機関などで発生するあらゆるドキュメントに対応しています。サイマル・グループが長年培ってきた翻訳ノウハウやリソースもフルに活用できるのが強みです」(山内さん以下同)

 受注案件のうち、ボリュームでは医薬品・医療機器の治験関連文書が大半を占めるが、対応案件は論文、規定、ガイドライン、ウェビナー動画字幕、プレスリリース、研修資料、契約書と幅広い。登録翻訳者は、医学博士や薬剤師、元研究員など理系バックグウランドを持つ人や文系出身ながら医薬翻訳者に転身した人など様々だ。豊富な翻訳者層の中から案件内容にマッチした翻訳者をアサインし、独自のSOPに沿って品質を管理している。

「経営や広報・マーケティング資料など表現力も求められる案件では、ビジネス文書に強い翻訳者と医薬の専門知識を持ったチェッカーを組み合わせるなど、文書の特性に応じたアサインを行っています。申請関連資料の場合は、MedDRAやICHガイドラインなど業界特有の用語集・ガイドラインへの準拠や、クライアントから提供される参考資料との整合性が求められます」

 同社では、治験薬概要書や治験実施計画書といった治験関連文書の割合がメディカル系の翻訳の5割以上を占める。メディカル翻訳では正確でスピーディな対応が求められる。

「PMDAのサイトなど公的な参考情報に触れ、適切な表記を身につける習慣をつけていただくとともに、CATツールに慣れていただくことをおすすめします。

 経験の浅い方には社内文書など比較的ジェネラルで、納期や分量に無理のない案件からご依頼するようにしています。皆さまからのご応募をお待ちしております」