第3回 「目」の語りと「耳」の語り

質問に関して

 いただいた質問の多くは、ここまでの文章である程度お答えできたかなと思います。もう一つ、次のような質問をいただいています。

 僕のこれまでの経験では、学校の何年生であるかという情報が作品にとって重要であるケースは、それほど多くありません。特にアメリカの学校ですと、日本のような先輩後輩の関係が弱いことも一因かもしれません。むしろ、それが示す年齢、あるいは人間としての成熟度に力点が置かれていることが多くあります。その場合は、「中学二年生」あるいは「高校一年生」など、日本での年齢や学年に置き換えるほうが伝わりやすいことがままあります。

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