第12回(最終回) 壁を乗り越え、また繰り返す

通訳者のメンタルトレーニング2016.12.14

小さな壁は日常茶飯事 通訳という仕事は苦しみの連続。いい感じかな、と少し調子に乗り始めたらすぐに難しいジョークや聖書の1節が飛んできます。最後まで完全に納得でき…

第11回 しっかり働き、しっかり遊ぶ

通訳者のメンタルトレーニング2016.11.09

遊んだら成績が上向いた棋士 かつて加藤正夫という囲碁棋士がいました。若い頃から豪快で攻撃的な打ち回しから「殺し屋」と呼ばれて活躍していましたが、なぜかここぞとい…

第10回 イメージトレーニング

通訳者のメンタルトレーニング2016.09.02

予測して準備することの重要性 子供の頃、横山光輝の『三国志』にハマりました。読み始めたのは10歳から12歳くらいの頃だったと思いますが、個性豊かな武将や智将の活…

第9回 リスクを引き受ける

通訳者のメンタルトレーニング2016.07.27

不合理なゲームから学ぶ 最近、ポーカーにハマっています。元々は囲碁やチェスに代表される完全情報ゲームを楽しんでいたのですが、常に不確定要素がある中で意思決定を行…

第8回 予定調和はないと考える

通訳者のメンタルトレーニング2016.06.27

資料がなくても切り抜けるべき?! もともと沖縄で活動していた私が東京に拠点を移して一番驚いたのが、資料を提供しないクライアントに抗議する通訳者がいることでした。…

第7回 些細な選択でストレスをためない!

通訳者のメンタルトレーニング2016.05.17

脳の疲労は簡単にはとれない 言うまでもなく、永遠に集中力を維持することは不可能です。脳のリソースには限りがあります。イギリスのことわざで「記憶は膨らみすぎた財布…

第6回 ルーティンを大事にする

通訳者のメンタルトレーニング2016.05.02

同通前に集中するためのルーティン 2015年秋のラグビーW杯では、日本代表が優勝候補の南アフリカを破り、その後も破竹の快進撃を見せました。ただ、多くの日本国民に…

第5回 最高のパフォーマンスは十分な疲労回復から 後編

通訳者のメンタルトレーニング2016.04.01

ブースから出て体を動かすことも 良いパフォーマンスをするためには適度な緊張が必要ですが、過度な緊張は害になります。しかし同時通訳は常に高い緊張感を維持する仕事な…

第4回 最高のパフォーマンスは十分な疲労回復から 前編

通訳者のメンタルトレーニング2016.03.15

プロには「休養」が必要 私はスポーツ観戦が好きなのですが、若い頃にどうしても理解に苦しむことがありました。メジャーリーグにせよ、プロバスケのNBAにせよ、何百、…

第3回 できない自分を客観的に観察する

通訳者のメンタルトレーニング2016.02.17

反省ノートで自分を振り返る 北陸のとある弓道場では、集中力を鍛えるため、雪が降り始めると練習を中止し、一斉に庭に出て落ちてくる雪の一片に目をとめ、それが地面に落…