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2023.07.17 UP

第2回 海外留学の種類「交換留学・語学留学・私費留学など」

第2回 海外留学の種類「交換留学・語学留学・私費留学など」

この連載では、私が留学を通して学んだことや感じたこと、知っておくと便利なことなどをみなさんにシェアしたいと思っています!また、留学に行く前に英語力を磨いておくと、留学の密度がより濃くなります。連載の後半では、私なりの英語学習法もご紹介します。これから留学をしたいと思っている方や、英語に興味がある方はぜひ読んでいただければ嬉しいです!

海外留学の種類について

連載の第1回目では「留学の目的」についてお話ししました。第2回目の連載では、「海外留学の種類」についてご説明したいと思います!留学の種類にどんなものがあるか知っているでしょうか? 違いを知って、自分の目的や状況に合った方法を選べるとよいですよね。悩んでいる方も、この記事を読んで、さまざまな選択肢を検討してみてください!

①交換留学

交換留学は、在学中の日本の大学や高校の提携先への留学です。留学エージェントを使うプログラムもあります。基本的に留学期間は1年や半年と長期間です。交換留学へ行くためには、在学中の学校の成績や面接などの選考を通過すること、一定の英語資格(TOEFL・IELTSなど)を必要とすることが多いです。

1年の留学中に留学先で受けた授業の単位を、日本で在学中の学校でも認めてもらえる制度がある場合もあります。留学費用に関しては、所属する大学へ支払う授業料のみの場合が多いです。渡航費などの諸費用、滞在費などの生活費はもちろん負担することになりますが、比較的費用を抑えて留学することができます。

ちなみに私の場合は、高校・大学2回とも交換留学です!

②私費留学

在学中でない場合、在学中の学校のプログラムの参加要件を満たしていない場合、希望が合わない場合に出願や学費の納入といったすべての手続きを個人で行う留学が、私費留学です。留学エージェントを使用することもできます。

留学中の住居は、自分で探したり、エージェントが学校と提携する寮やホームステイ先を紹介してくれたりします。滞在中のコストはすべて自己負担となり、費用は交換留学に比べて高くなりますが、出発時期や期間、滞在形態などを自由に決めることができる点がメリットです。半年ずつ違う国に行くことなども可能です!

③語学留学

語学留学は、現地の大学附属の語学センターや語学学校へ通い、語学の習得をめざす留学です。期間は、数週間から1年間です。語学力に不安がある方でも、現地ではクラス分けテストがあることも多く、自分のレベルに合ったクラスで授業を受けることができます。世界中から、留学先の国の言語を学びたいという気持ちを持った学生が集まるため、さまざまな国に友達ができるのも語学留学の魅力です。自分のスタイルやゴールに応じて場所や期間を決めることができます。

語学留学をする際に気をつけるべきことは、場所によって日本人ばかり、といった留学先もあるということです。日本人が多いとどうしても日本語を話してしまって、語学の習得に集中できないというケースもよく聞きます。事前に調べて、できれば日本人が少ない地域や学校を選ぶことをオススメします!

④正規留学

海外の大学・大学院へ進学し、学位取得をめざすための留学が、正規留学です。海外の大学・大学院に在籍し、専門分野を学習することになります。基本的に授業はすべて、現地の言語および英語で受けます。非常に高い英語レベルが求められ、入学・受験には、TOEFLやIELTSのスコアが必要となります。海外の大学へ進学する場合、日本の大学から編入ができることもあるため、期間は必ずしも4年間とは限りません。

海外大学の受験については、私が経験したアメリカの大学への受験に限定した話になりますが、連載の第3回目でもう少し詳しくお話ししたいと思っています。

おわりに

自分に合った留学の種類が見つかりそうでしょうか。

この他にも海外へ行く旅行以外の選択肢として、インターンシップやボランティア、ワーキングホリデーなどがあります。私もエストニアでのボランティアに参加したことがあり、短期間でしたが英語圏以外で過ごす貴重な時間となりました。休学や休職をして留学をすることも可能ですし、最近ではオンライン留学や国内留学をする人も多いです。

留学をしたいと思っている方は条件に合わせて方法を探してみてください。私は留学でかけがえのない経験をすることができたので、興味がある方にはぜひ行っていただきたいです!
 

Break time

皆さんは英語を話す時、どんなつなぎ言葉を使っていますか?英語で会話をしていてよくあるのが、黙り込んでしまうことや、日本語で「えっと」「何だっけ」などと言ってしまうこと。つなぎ言葉を英語にするだけで、話せている感じが出るし、気まずさが軽減します!

What kind of filler words do you use? Some people might get quiet or use Japanese when they don’t know what to say during conversations in English. However, it may become less awkward, if you can use these filler words!

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日常会話でよく使うつなぎ言葉
Well:えーと、そうだなあ
例文:Well, I didn’t really like this book.
和訳:うーんと、私この本あんまり好きじゃなかったな。

Um / Uh:えーと、んー、あの、その
例文:Um…okay. I can do that.
和訳:えっと、わかった。それならできます。

So:ってことは、さて
例文:So what should we do next?
和訳:じゃあ、次は何しようか?

Let’s see. / Let me see.:えーと、どれどれ
例文:Let’s see. How about this weekend?
和訳:えーと、今週末はどう?

ネイティブがよく使うつなぎ言葉
You know:ほら、あの、なんだっけ、~でしょ?(文末で)
例文:I love that actor, you know, the one from that TV show.
和訳:あの俳優大好きなんだよね、ほら、あのテレビ番組に出てる人。

Kind of / Sort of:ちょっと、なんか
例文:It’s kind of getting late. We should go home.
和訳:ちょっと遅くなってきたし、帰った方がいいね。

I mean:いや、つまり、というか
例文:I mean it’s really good, but it needs a little more salt.
和訳:いや、すごくおいしいけど、ちょっと塩気が必要かな。

Actually:実際、実のところ、やっぱり
例文:I’m starving, but actually I will get a salad.
和訳:すっごくお腹がすいたけど、やっぱりサラダにするわ。

Like:なんか
例文:I was like exhausted for some reason.
和訳:なぜかとても疲れていたみたい。

使いやすいフレーズのつなぎ言葉
What do you call it? :何て言うんだっけ?
例文:What do you call it? That thing invented by Edison.
和訳:何て言うんだっけ? あのエジソンが発明したやつ。

How should I put it? :何て言えばいいかな。
例文:How should I put it? He is kind of stubborn.
和訳:何て言ったらいいかな。彼ってちょっと頑固なところがあるよね。

話の流れを変えるつなぎ言葉
Anyway:ともかく、とにかく、それはさておき
例文:Anyway, how was your vacation?
和訳:それはそうと、休暇はどうだった?

By the way:ところで
例文:By the way, how was your trip to the US?
和訳:ところで、アメリカ旅行はどうだった?
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使ってみたいつなぎ言葉は、ありましたか?会話や試験の面接などで英語を話す機会に、黙り込んでしまったり、日本語を話してしまったりしないよう、ぜひ使ってみてください!使い過ぎは要注意ですが、上手に話の中で使うことができれば自然と会話も弾みます。

★前回のコラム

Mayu E Room
Mayu E Room

高校三年時、アメリカのニュージャージー州に留学。国際基督教大学(ICU)に入学し、言語教育とメディア・コミュニケーション・文化をダブルメジャー。大学在学中、バーモント州にあるミドルべリー大学に留学。英検1級、TOEIC990点、TOEFL110点を保持。現在は、英語講師をメインに、通訳や翻訳家としても活動。総SNSフォロワーは40万人を超える。
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