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2023.05.11 UP

第11回 functional group / 機能集団=部署

第11回 functional group / 機能集団=部署

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

“functional group”の意味と、言い換えできる単語

社内で「各部署に連絡を取る必要がある」と言ったときの「部署」を意味する英語として、“department”の代わりに使われるようになったのが“functional group”。直訳すれば「機能集団」、つまり「各機能を担ったグループ部署」ということになります。

「部署」といっても“department”以外にも、会社によっては“section”だったり、“office”だったり、“unit”“division”だったりしますので、それを濁す意味でも汎用性の高い用語になっていると思います。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:How can we solve this problem?
B:First of all, we need to reach out to functional groups.

A:この問題はどうやって解決できるかな。
B:まず、各部署にコンタクトを取る必要があります。

“department”、ぜひ使ってみてください!

★前回のコラム

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。