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2025.02.21 UP

日本映像翻訳アカデミー 講師×修了生の対談
JVTAがきっかけで学びの意欲が高まる
作品に対する愛情が翻訳に向かう原動力に

日本映像翻訳アカデミー 講師×修了生の対談<br>JVTAがきっかけで学びの意欲が高まる<br>作品に対する愛情が翻訳に向かう原動力に

映像翻訳者の育成と就業支援に特化し幅広いジャンルで活躍するプロを輩出

「言葉のプロ」に必要なスキルを幅広く学べる最新のカリキュラム

1996年開校の日本映像翻訳アカデミー(JVTA)は、映像翻訳者の育成と就業支援に特化した翻訳者養成スクールだ。長年の実績を生かし、映像翻訳だけにとどまらず、「言葉のプロ」に必要なスキルを幅広く学べる。映像翻訳をはじめとする多様な分野に多数のプロフェッショナルを送り出している。

授業はすべてリモートで実施しており、受講生は世界中のどこからでもリアルタイムで受けることができる。また、都合のいい時間に学習できる通信コース「映像翻訳Web講座」、英語力を強化しながら学びたい人のための「ロサンゼルス校留学」なども用意されている。

手厚い就業サポートでプロデビュー率は6割以上

英語から日本語への翻訳に特化した英日映像翻訳科と、日本語から英語への翻訳に特化した日英映像翻訳科の2科を設置。いずれも映像翻訳・メディア業界の第一線で活躍する現役プロが講師を務め、講義を通して自身の経験やノウハウを惜しみなく伝えている。

修了後、トライアルに合格すると、OJTを経て登録翻訳者として採用される。修了生のプロデビュー率は6割以上となっており、併設の実務受注発注部門から手厚い就業サポートが受けられる点もJVTAの特長だ。

今回の対談では、日本映像翻訳アカデミー講師の石井清猛先生と日英映像翻訳科修了生の下平里美さんに、映像翻訳の魅力や日英映像翻訳科での学びについて語ってもらった。

石井清猛先生
石井清猛先生Ishii Kiyotake

日本映像翻訳アカデミーで学び、プロの映像翻訳者に。エンタメ、PR、観光など多様な分野の翻訳や映像制作を手がける。JVTAで映像翻訳者の育成に従事し、日英・英日映像翻訳科で講師を務めるほか、企業や国内外の学校教育機関で映像翻訳、海外PR、グローバル教育の講義を多数実践し ている。

下平里美さん
下平里美さんShimohira Satomi

1995年から4年間、留学および就業でアメリカに滞在する。2021年4月に日本映像翻訳アカデミーに入学し、日英映像翻訳科の総合コース・実践コースで学ぶ。コース修了後、トライアルに合格して映像翻訳デビューを果たす。現在は、企業や自治体のPR動画、映画祭上映作品、動画配信サービスのコンテンツなどの翻訳を手がけている。

JVTAがきっかけで学びの意欲が高まる
作品に対する愛情が翻訳に向かう原動力に

日英映像翻訳で日本のコンテンツを海外に届けたい

石井清猛先生(以下、石井):下平さんはJVTAで日英映像翻訳を学ばれましたが、なぜ日英を選ばれたのですか。

下平里美さん(以下、下平):もともと映画が好きで、海外の映像作品をよく観ていたのですが、年齢を重ねるにつれて邦画を観るようになりました。日本の映画やアニメにはすばらしい作品がたくさんありますので、日本のコンテンツを海外に届ける仕事がしたいと考えて、日英翻訳を選びました。

石井:そうなんですね。JVTAの日英映像翻訳科は10年以上の実績があり、カリキュラムも実践に即した多彩な内容になっていますから、日英翻訳を専門的に学びたい人にはおすすめの講座です。1年間受講してみて、いかがでしたか。

下平:居住地の札幌からリモート受講しましたが、まったく問題なく、リアルタイムで授業を受けることができました。受講生の半数が非日本語ネイティブというクラスだったので、皆さんが作る字幕がバラエティに富んでいて、本当におもしろかったです。

石井:コロナ禍以降、オンラインの受講形態が確立して、世界中のどこからでも学べるようになりました。特に日英のクラスには、ソース言語のネイティブ、ターゲット言語のネイティブ、そのどちらでもない人がいて、それぞれのバックグラウンドや強みを生かして翻訳に取り組んでいますね。

下平:私の場合、ターゲット言語が母語ではないので、日本語を自然な英語にすることが一番難しかったです。一方、作品の理解や解釈にはネイティブとしての強みがあります。その強みをいかにアウトプットに反映させるかということに悪戦苦闘しました。毎回の授業では、日本語ネイティブではない人が作り上げた字幕を読んで、原文をどう解釈したのか、なぜそういう訳にしたのか、などと考える機会があり、自分にはない発想に触れることができてすごく勉強になりました。

石井:翻訳というのは、素材に対する素養が問われますよね。映像翻訳にしても、単に楽しみながら鑑賞するだけでなく、その作品を多角的に見てロジカルに分析する力が必要で、その作業が好きな人だからこそ翻訳ができると思うんです。もちろん、語学力の面でネイティブであることが有利に働くことはありますが、それより扱うコンテンツに対する知識や教養のほうが重要です。要は、どの言語のネイティブであろうと、扱うコンテンツに興味を持ってどれだけ勉強しているかだと思うんです。その意味で、世界中の人が日英映像翻訳に取り組むようになったのは自然な流れですし、そうあるべきだと思っています。

快適なリモート環境で、授業はスムーズに進行。世界のどこにいてもできる映像翻訳は、テレワーク時代にもおすすめの職能だ。

多彩な素材に触れることで媒体に応じた翻訳を心がけるようになった

石井:下平さんはJVTAのトライアルにも合格されて、映像翻訳者として活躍中です。お仕事は順調ですか。

下平:はい。JVTAの受発注部門に登録して、企業や自治体のPR動画、映画祭の上映作品、動画配信サービスのコンテンツなどの日英翻訳案件をいただいています。実際に仕事を始めてみると、エンタテインメントだけでなくビジネス分野の案件もたくさんあるのですが、媒体に応じて訳文の表現を使い分けるようにしています。日英映像翻訳科在籍中は、映画やドキュメンタリーなどの映像コンテンツだけではなく漫画の翻訳も経験したので、ターゲットを意識して読み手にあわせた翻訳を心がけるようになりました。学習者のときに多彩な素材に触れることができて本当に良かったと思っています。

石井:当校は、受講生がプロになった後のことを想定してカリキュラムを編成しています。下平さんも、日英映像翻訳科で学んだことがお仕事でも役立っているようですね。

下平:翻訳課題がきっかけになって、企業のPR動画や漫画などの翻訳にも目を向けるようになりました。JVTAで学んでいなければ、興味の対象が広がることはなかったですし、仕事に結びつくこともなかったと思います。日英映像翻訳の基礎スキルを身につけたいと思って1年間学んだのですが、実は卒業してからのほうが学びたいという意欲が高まっています。映像作品にはいろいろな種類があって、一つの作品を作るためにどれだけの人が関わり、情熱を注いでいるのかということがわかると、作品や仕事に対する愛情が深まります。その気持ちが翻訳に向かう原動力になっているような気がします。

石井:本当にそうですよね。下平さんが言われたことはよくわかります。翻訳に携わると、作品をより深く味わえるようになるし、もっともっと楽しめるようになります。翻訳にはそういう側面があるということをお伝えしたいです。最後に、今後の抱負を聞かせてください。

下平:日本の映画やアニメ、お笑い番組など幅広いコンテンツに対応できる表現力を身につけて、日本の映像コンテンツを海外に届けるお手伝いができたらいいなと思います。また、SDH(耳の不自由な人向けの字幕)に携わりたいという希望もあります。

石井:今後はSDHやバリアフリー音声ガイド(Audio Description)の仕事が増えてくると思いますので、そちらも勉強されるといいですよ。多分野でのご活躍を期待しています。

下平:ありがとうございます。頑張ります。

ここもチェック
修了生へのサポート体制も万全
OJTからプロデビューへ

JVTAは「プロになる=就業する」ことをめざしてカリキュラムを組んでおり、プロデビューまでのサポート体制も整っている。同校の講座を修了しトライアルに合格すると、OJTを無料で受けられることもその一つ。OJTではトライアル合格者数名で組んだチームにJVTAの翻訳ディレクターが1名付き、実際の仕事と同じ流れで翻訳作業を行う。OJTを終了するとプロデビュー。JVTAの受発注部門から、必ずプロとして仕事が発注される。

またJVTAでは受発注管理システムを活用し、翻訳者の受注状況や希望業務を把握。適切な人材に迅速に仕事の発注を行うことで、修了生である翻訳者に対する安定した案件発注を行っている。

コース紹介

通学・オンライン講座
リモート通学コース
英日映像翻訳科 総合コース・Ⅰ・Ⅱ/実践コース
日英映像翻訳科 総合コース/実践コース
ロサンゼルス校M-1留学コース

通信講座
映像翻訳Web講座(英日映像翻訳のみ)
ベーシックコース/プラクティスコース/アドバンスコース/プロフェッショナルコース

問い合わせ先

日本映像翻訳アカデミー
TEL:03-3517-5002
電話受付【平日】10:00〜20:00 【土・日曜日】10:00〜17:00
〒103-0021
東京都中央区日本橋本石町3-2-4 共同ビル(日銀前)2F/3F

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