通訳関連の検定試験
※内容は変更になることがあります。受験の際には、情報を確認してください。

通訳に関連する検定試験を紹介します。
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一般通訳検定(TOUI)


内容
一般社団法人 通訳品質評議会が実施する、コミュニティ通訳の育成と地位向上を目的とした検定試験。筆記試験と実技試験(逐次通訳)の2つからなり、受験者は試験を「上級」、「中級」、「初級」からそれぞれ選んで受験する。試験結果に応じて1級~10級が判定される。対象言語は試験により異なり、英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・ロシア語・ベトナム語から選択。2023年度からIBT試験(オンライン試験)に。

レベル
1級:業務に必要な専門知識を正確で取りこぼしのない逐次通訳ができる。業務としては、警察内での通訳、病院での診察・診断時の通訳ができる。​
2級:業務必要な専門知識を有し、正確な逐次通訳ができる。業務としては、病院の入退院手続き・人間ドッグ等の手順説明の通訳ができる。
3級:​業務に必要な専門知識を有し、意思疎通に問題ないレベルの逐次通訳ができる。業務としては、病院での診療予約、行政窓口でのクレーム対応、学校関係者とのコミュニケーションサポートができる。
4級:業務に必要な基礎知識を有し、話者の意図を理解し、ある程度難易度の高い内容も概ね伝えることができる。業務としては、行政窓口での手続き説明、展示会等での簡単な商談の通訳ができる。
5級:​業務に必要な基礎知識を有し、話者の意図を理解し難易度の高くない内容を伝えることができる。業務としては、各種イベントサポート業務(接遇・誘導・施設案内等)、地域交流や情報提供等ができる。
6級:​業務に必要な基礎知識を学習し、話者の意図を概ね理解し難易度の低い内容であれば伝えることができる。業務としては交通案内、遺失物問い合わせやメニューの説明等ができる。
7級:​外国語の会話スキルがあり、外国人との簡単な意思疎通が出来る。
8級:​語学の基本レベルのスキルを習得しており、外国語で簡単な意思の表明ができる。
9級:​語学に興味があり、簡単な挨拶や自己紹介ができる。​
10級:​語学に興味関心があり、単語とボディランゲージを交えて意思を表明できる。

受験料
上級:12,000 円
中級:5,000 円
初級:2,000 円


問い合わせ
一般社団法人 通訳品質評議会(CIQC)

詳細はHPへ

ビジネス通訳検定(TOBIS)


内容
ビジネスの現場で活躍する通訳者に必要なスキルを判定する試験。4級~2級を判定する「逐次通訳試験」と、1級を判定する「同時通訳試験」で構成されている。理解力、非母語の言語能力、表現力など、通訳に求められる技術をプロの通訳者が客観的に評価。弱点や強化すべきポイントが個別にフィードバックされるのでスキルアップに役立つ。

レベル
1級:ビジネス通訳をする上で必要な知識・用語が身についており、日本語・英語の両言語において適切な表現で通訳ができる。ビジネスの現場で逐次・ウィスパー・同時通訳のいずれのモードでも柔軟に対応できる技術が身についている。
2級:ビジネス通訳をする上で必要な知識・用語が身についており、日本語・英語の両言語において適切な表現で逐次通訳をすることができる。ある程度のまとまった長さを精度を損なわずに通訳できる技術が身についている。
3級:一般的な社会知識/ビジネス知識と逐次通訳の初歩的スキルが身についている。継続して関わる会議の通訳において、短い区切りでの通訳、または要点を掴んだ逐次通訳を行うことができる。
4級:英語を使ったコミュニケーションのサポートができる。業務例として、商談会での会話の補助、外国人接客のサポート、ボランティア通訳など。
不合格:非母語の言語力や知識・理解力などの不足により、ビジネス通訳検定の認定基準に達していない。

受験料
逐次通訳試験:20,000 円
同時通訳試験:25,000 円


問い合わせ
NPO法人 通訳技能向上センター(CAIS)

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全国通訳案内士試験


内容
全国通訳案内士として必要な知識および能力を有するかどうかを判定することを目的として、毎年1回実施される国家試験。筆記試験は選択外国語(英、中、韓、独、仏、西、伊、露、タイ、ポルトガルから選択)、日本地理、日本歴史、産業・経済・政治及び文化に関する一般常識、通訳案内の実務の5科目で、合格者のみ口述試験(外国語による通訳案内の実務)を受けることができる。

合否判定のための基準(2022年度試験)
1. 外国語についての筆記試験は、各語学ごとに、原則として70 点を合格基準点として行う。
2. 日本地理、日本歴史は、原則として各科目70 点を合格基準点として行う。
3. 一般常識・通訳案内の実務は、原則として30 点を合格基準点として行う。(各科目50点満点)

受験料
1カ国語:11,700 円
2カ国語:23,400 円


問い合わせ
全国通訳案内士試験事務局

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医療通訳技能認定試験【専門/基礎】


内容
厚生労働省『医療通訳育成カリキュラム基準』に基づき、医療・保健分野における対話コミュニケーション能力や語彙、通訳技術、倫理など、医療通訳者として必要な知識と技能のレベルを評価、認定することによって、その職業能力の向上と社会的地位の向上に資することを目的とした試験。対象言語は英語と中国語。

レベル
【基礎】
診療所、一般病院などにおける対話コミュニケーションを通訳するために必要な関連知識、技術、倫理を有していることが基準。
【専門】
医療、保健分野における対話コミュニケーションを支援するために必要な関連知識を有し、医療通訳者として対話者間の効果的なコミュニケーションを可能にする十分な能力、技術、倫理を有していることが基準。

受験料
【基礎】
1次試験:9,000 円(英語・中国語)
2次試験:15,500 円(英語・中国語)
【専門】
1次試験:11,000 円 (英語・中国語)
2次試験:17,500 円 (英語・中国語)


問い合わせ
一般財団法人 日本医療教育財団

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医療通訳技能検定試験


内容
2014年にスタートした医療通訳技能を測る検定試験。英語・中国語・ベトナム語は年2回、ポルトガル語・ロシア語は春、スペイン語・韓国語は秋に実施される。国際臨床医学会(ICM)による「ICM認定医療通訳士制度」の認証試験となっている。120分の試験で、12問の問題で構成されており、点数によって1級・2級の判定がつく。

レベル
医療通訳1級:医療全般にかかわれる通訳レベル(重症の病気に対応できるレベル)
医療通訳2級:健康診断・検診には対応可能レベル

受験料
1次試験:6,600 円
2次試験:16,500 円


問い合わせ
一般社団法人 日本医療通訳協会

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観光英語検定


内容
国際人としての英語力を身につけることを目的とし、観光分野における外国人とのコミュニケーションを通じてその運用能力を測る。1~3級のレベルがあり、1級は面接試験も行われる。

レベル
1級:約8,000語の語彙力、正確な文法・構文(専修学校修了以上の学習内容、または、最低2~3年以上の業務経験)の理解度を測る。
(1)海外で日本人客を接遇し、英語で添乗業務が出来る。
(2)国内で外国人に観光地や名所旧跡等を英語で通訳ガイドが出来る。
(3)国内のホテルや他の場所で外国人に英語で充分な接遇が出来る。
(4)海外における風俗習慣や国際儀礼等の異文化を英語を介して理解、かつ紹介出来る。
2級:約5,000語の語彙力、適切な文法・構文(高等学校修了程度の学習内容)の理解度を測る。
(1)海外で個人旅行をする時、個人で旅程を組み、乗り物やホテルの予約、また単独で観光や買物等を英語で対処することが出来る。
(2)国内で外国人に観光地や名所旧跡等を英語で紹介出来る。
3級:約3,000語の語彙力、基本的な文法・構文(高等学校中等学年程度の学習内容)の理解度を測る。
(1)海外グループ旅行の時、少数の同僚と一緒に英語を使って行動することが出来る。
(2)国内で外国人に道案内やパンフレット類を英語で説明出来る。

受験料
1級:10,000 円
2級:4,950 円
3級:3,950 円


問い合わせ
全国語学ビジネス観光教育協会

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