通訳・翻訳・語学関連の注目の新刊書籍を、著者の方のコメントとともに紹介します。
人気の全国通訳案内士が執筆!
通訳ガイドが主人公のお仕事小説
通訳ガイド美桜の日本へようこそ!
プロポーズは松本城で
島崎秀定 著 文芸社
出版社HP
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【著者が語る】
インバウンド業界は急成長していますが、その中でも全国通訳案内士(いわゆる通訳ガイド)は中核的な存在だと思っています。しかしながら、あまり世間からは注目されていないのが現状です。また、通訳ガイドが主人公の小説は、私が知る限りでは今までにありませんでした。そこで、通訳ガイドの魅力を伝えたい、憧れの職業にしたい、との思いで執筆しました。
本書に出てくるエピソードは、私自身が実際に体験したことからイメージを膨らませて創作しています。すでに通訳ガイドの仕事をされている方には、主人公美桜が様々な課題に立ち向かっていく姿に共感したり、「こういうこと、あるある!」と楽しんでいただけるものと思います。通訳ガイドを始めたばかりの方には、美桜の失敗を反面教師にしたり、このような対処法もあるんだなと、実用書的にもお使いいただけるものと思います。将来英語を使った仕事をしてみたいという方には、「通訳ガイドも面白そうだな」と選択肢の一つに入れていただけたら嬉しいです。
もちろん、小説としても楽しんでいただけるよう、美桜の人生という一つの大きなストーリーにしたつもりです。「ハラハラ、ドキドキ」しながらお読みいただけたら幸いです。
※ 『通訳翻訳ジャーナル』2024AUTUMNより転載
しまざき・ひでさだ/1963年生まれ。経営コンサルティング会社、海外専門の旅行会社、ガラス美術館副館長兼学芸員等を経て、2009年からフリーの全国通訳案内士として全国を舞台に活動。その傍ら、講演会や通訳案内士関連の実用書の執筆を行う。主な著書に『通訳ガイドというおしごと』(アルク)、『誰にでもできるおもてなしの英語』(講談社)、『カジュアル英語トーク』(DHC)がある。