メディカル翻訳に強いサン・フレア アカデミーの「QC点検講座」に注目!

ほかではなかなか受けられない
プロが指導する「QC点検講座」に注目!

需要が増えている「QC点検」とは?

翻訳会社サン・フレアを母体にもつ翻訳者養成スクールのサン・フレア アカデミーには、多くのメディカル系講座がある。初級の講座なら、理系の知識がない人でも無理なく学習を始められるだろう。また上級講座では、臨床医学や新薬の承認申請といった、医薬翻訳者に欠かせない知識が身につく。

メディカル系の講座の中でも「QC点検」について基礎から学べる特別講座は、他校ではめったに受けられない。QC点検とは、治験・申請関連文書や投稿論文などの品質管理を行なう業務のこと。対象文書と根拠資料を突き合わせ、数値や記号、用語などをチェックして、誤りや疑問点があれば指摘する。主に原文と訳文の2つを突き合わせて行う翻訳のチェックとは異なり、複数の関連文書の構成を理解し、読み解く力が求められる作業だ。

そんなQC点検の需要は近年、増え続けているという。その背景には、日本の製薬業界のグローバル化がある。これまでQC点検は製薬メーカーが自社で行なうのが一般的だったが、いまは社外に委託するのが主流。そのためQC点検者は引く手あまたの状態であり、サン・フレア アカデミーでは優秀な人材の育成に力を入れている。

QC点検講座は対面とオンラインのどちらでも受講できるハイブリッド形式。少人数制のため、講師に質問などがしやすい。
QC点検講座は対面とオンラインのどちらでも受講できるハイブリッド形式。
少人数制のため、講師に質問などがしやすい。(*写真はイメージです)

QC点検の基礎から実践まで、その道のプロが手厚く指導

QC点検講座の授業は全4回、少人数制で実施され、通学でもオンラインでも受講できる。授業では、実際の作業手順や指摘の書き方、それらの留意点など、QC点検の基本から解説していく。そのうえで、治験総括報告書(CSR)や治験実施計画書(PRT)をはじめとした根拠資料を用いて、実務さながらの課題に取り組む。

講師を務めるのは、長年QC点検やメディカルライティングに従事し、実務でQCの指導を行っている専門家だ。提出した課題の添削(フィードバック)はもちろん、受講生から個別に受け付けた質問への回答を含め、プロによる手厚い指導を受けることができる。

さらに4回目の授業のあとには、トライアル(翻訳会社に登録されるための採用試験)を兼ねた最終課題が出される。これに合格すれば、サン・フレアのQC点検候補者として推薦されるため、その後の仕事獲得につながっていく。

また医薬翻訳者やメディカルライターをめざしている人にも、QC点検を学ぶことをおすすめしたい。なぜなら、QC点検を通してさまざまな文書に触れると、医薬開発文書、申請文書全般の理解が深まるからだ。サン・フレア アカデミーには、メディカルライティングを学べる講座も用意されている。QC点検と併せて学習することで、さらなる能力アップが期待できるだろう。

講座情報

『QC点検講座』

●授業回数:全4回
●受講期間:2ヵ月
●授業形式:ハイブリッド
(対面・オンラインのどちらでも受講可能)
●受講料:46,200円(税込)

【講座内容】
治験分野におけるQC(Quality Control)点検の具体的な作業内容について学ぶ。QC点検の基本となる作業手順や留意点を伝え、主に治験総括報告書(CSR)を用いたQC点検の演習、フィードバックも行う。

*次回の開講は2025年4月期を予定!
詳細・お申込みはサン・フレア アカデミーのWebサイト

講座の詳細&申込はこちら

翻訳会社 担当者の声

山本浩子さん
株式会社サン・フレア ライフサイエンス事業本部
メディカルライティング部 責任者
 
最近、QC点検の需要はとても増えていますが、ニッチな分野のため、お仕事自体をご存じない方も多いのが現状です。そこで2023年からQC点検について紹介するセミナーを開催しています。メディカル系の翻訳を勉強している方に、翻訳だけではなくQC点検という道もあることを知っていただければと思います。
 
こちらの講座で最終課題に合格された方は、サン・フレアのライフサイエンス部署にQC点検候補者として登録推薦をいたします。未経験の方でも、OJT形式でQC点検者としてのお仕事に取り組んでいただきます。

講師の声

QC点検を通して、医薬翻訳にも役立つ
医学の知識が身につきます

矢萩真弓先生
サン・フレア アカデミー
QC点検講座 講師
 
QC点検の実案件では、治験関連の文書と、それを作成するために使用した膨大な根拠資料をチェックしていきます。点検対象の文書のデータに疑問点があったとき、それが間違いなのかどうか、どういうふうに指摘すればいいのか。その答えを、何千ページにおよぶ資料をすみずみまで検索して探し出します。
 
たとえば、この表からこの数値は読み取れない、この文章からこの結論は出てこない、といった指摘は、ある程度の知識がないとできません。また、指定された資料を読み解く力も必要です。そんな宝探しにも似た緻密な作業を上手にできるかどうかが、この仕事のポイント。私はすべての作業が終わったときに、爽快感や達成感を感じますね。間違い探しが好きな方や、医学の知識を吸収できる方ですと、上達するのが早いかなと思います。
 
新薬承認のための資料をチェックする最終QCであっても、なにかしらの修正点が見つかります。そういったものを拾って、最終的に完成版のきれいな文書が申請資料として提出される。そこを支える黒子というところが、QC点検の意義ですね。
 
医薬翻訳という分野の中でも、QCの仕事はまだまだ認知されていません。しかし医薬関連の文書がどういうふうに作られているのかを知るという意味でも、QCの知識は後々役に立つでしょう。医薬翻訳に興味を持っている方には、ぜひQC点検にも目を向けて、トライしてみていただきたいです。

サン・フレア アカデミー

サン・フレア アカデミー
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TEL:03-6675-3965
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*学校説明会、レベルチェックテスト、体験授業、個別相談を随時受付中。詳しくはWebサイトへ。

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