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2025.02.21 UP

フェロー・アカデミー 講師×受講生の対談
人が書く文章のバリエーションは無限大 機械やAIを上回る翻訳力を身につける

フェロー・アカデミー 講師×受講生の対談<br>人が書く文章のバリエーションは無限大 機械やAIを上回る翻訳力を身につける

実務・出版・映像の各種翻訳講座を網羅した講座と
翻訳者ネットワークが実力アップと就職をサポート

翻訳ニーズの高い三大専門分野をプロの翻訳者が実践に基づき指導

2025年で創立50年のフェロー・アカデミーでは、翻訳ニーズの高い三大専門分野の実務翻訳・出版翻訳・映像翻訳のすべてを網羅した各種講座を開講しており、専門性が身につくカリキュラムを提供。専門性に特化して学ぶもよし、また、全分野を同時に学習することもできる。

講師はすべて現役で活躍しているプロの翻訳者で、経験に基づく実践的な授業は学習目的やレベルにあわせて受講できる。また、通学やライブ配信、通信など、受講生のライフスタイルにあった受講形式の選択も可能だ。

併設する翻訳者ネットワークで受講生の仕事獲得をバックアップ

同校は、国内最大の翻訳者ネットワーク「アメリア」を併設しているのも特長の一つ。翻訳会社、映像制作会社、出版社など多くの協力会社があり、年間1,000件以上の求人が寄せられている。同校講師の推薦で、翻訳の実務経験者と同等に評価される制度もあり、受講生の仕事獲得をバックアップしてくれる。

また、協力会社とのつながりを生かした講座やトライアル、セミナーも実施しており、仕事獲得に直結する環境も整っている。これから翻訳者をめざす人はもちろん、すでに翻訳者として活躍している人も仕事の幅を広げることができるのだ。

今回は、ライブ配信講座の中級「IT・マーケティング」を受講している青木健児さんと、講師の高橋聡先生に対談していただき、授業の特長や魅力、翻訳者の置かれている現状について語ってもらった。

高橋 聡先生
高橋 聡先生Takahashi Akira

学習塾の講師をしながらマニュアルなどコンピュータ関連の翻訳を始める。その後、翻訳会社の社内翻訳者として勤務し、2007年からフリーランス翻 訳者。現在はIT・テクニカル、マーケティング文書全般の翻訳を手がける。 日本翻訳連盟(JTF)副会長。フェ ロー・アカデミーのライブ配信講座「IT・マーケティング」「IT・マーケティングゼミ」を担当。

青木健児さん
青木健児さんAoki Kenji

東京都立大学で物理学を専攻し博士(理学)を取得。2024年1月より、フェロー・アカデミーの初級「実務翻訳<べータ>」速習コース(通信講座)を受講。修了後、2024年4月から中級「IT・マーケティング」(ライブ配信講座)を受講。

人が書く文章のバリエーションは無限大
機械やAIを上回る翻訳力を身につける

翻訳上の弱点を認識し正しい日本語の重要性を知る

高橋 聡先生(以下、高橋):青木さんは現在、ライブ配信講座「IT・マーケティング」を受講されていますが、どうしてこの講座を受講しようと思ったのですか。

青木健児さん(以下、青木):子どものときから英語が好きだったのと、好んで小説を読んだり、書いたりしていたこともあり、一時期、コンピューター雑誌の編集者をしていました。そこで読者にわかりやすい文章や構成を考える楽しさを知り、「好きな英語と日本語表現に携わる仕事ができないか」と考え、翻訳者をめざすことにしました。IT・マーケティングを選んだのは、現在、AI関連の企業で働いており、IT分野のドメイン知識を生かしたいと考えたからです。

高橋:そうだったんですね。実際に講座を受講されてみていかがでしたか?

青木:授業では、毎回300ワード程度の訳文を提出し、その訳文に対して英文法・英文解釈上の誤訳や日本語のミスをハイライトして、コメント付きで受講生に戻してくれる形式でした。非常に短い英文の翻訳にもかかわらず、誤訳や日本語のミスが山のように存在することに驚き、それから自分の翻訳の弱点を認識できたことは大きな収穫でした。クラスメイトの訳文が見られるのも参考になりますし、英語や日本語学習に関するおすすめ書籍をまとめた資料も役立っています。

高橋:青木さんは受講を始めた当初から、「訳文のセンスは悪くなさそう」という印象で、日本語の選び方などにひと味違う工夫も感じられました。ただ、英文の読解がそれに追いついていなかったのと、どこが読めていないかに気づけず、辞書なども引き慣れていないように見受けられました。しかし、毎回のフィードバックや解説での指摘をそのまま吸収してくださったようで、授業が進むにつれてそうした弱点を少しずつ克服されている手応えがありました。毎回の指導内容をきちんと身につけて、それが結果としても現れているのは、指導する側として冥利に尽きますね。

青木:ありがとうございます。授業では訳文の周辺知識を知ることができたのも良かったです。また、正しい日本語を書くことの重要性にも気づかされました。高橋先生は授業の中で、「プロとして機械翻訳に負けずにやっていくには、一般人以上に正しい日本語を書かなくてはならない」と指摘されており、自分の訳文を見てもその重要性が身に染みてわかりました。

双方向型のライブ配信講座は自宅からの参加が可能。授業はオンライン形式で、講師が受講生の訳文を共有しながらポイントを解説する。後日、アーカイブ配信もあるため、欠席時や復習時に活用できる。

機械翻訳やAIに負けない翻訳の魅力や可能性とは

高橋:今、機械翻訳のお話がありましたが、機械翻訳やAIが台頭する現在の翻訳市場は、残念ながら決して明るいとは言えません。機械翻訳や生成AIの影響で、平易で定型的な翻訳はかなり姿を消したといっていいでしょう。そんな状況でも外国語を、あるいは翻訳を学ぶ意義は、「機械やAIにできる以上のことを人間として仕事にするため」です。今までよりはるかに高度な英語力・翻訳力が必要になりますが、そうした時代だからこそ、翻訳という仕事の可能性や魅力もあるかと思います。

青木:私にとっては、「文章を工夫する楽しさ」が翻訳の一番の魅力です。高橋先生は「翻訳とは、原文を読んだ読者と、訳文を読んだ読者が、同じ『絵』を思い浮かべられるように2言語を介在する行為」だとおっしゃっていました。つまり、「絵」を媒介に英文を日本語で「近似」する行為であり、この、「できるだけ高精度に近似できるように日本語を工夫する」作業にとてもやりがいを感じます。近似を極限まで突き詰めることができるのはAIではなく、やはり人間ではないでしょうか。

高橋:そうですね。人間としては、機械やAIを上回る翻訳力を身につけるしかありません。私の授業では、ターゲット言語である日本語の要求水準がかなり高いと思います。そのくらいの水準でなければ機械やAIに負けてしまうからです。一方、ソース言語の読み込みについても機械やAIを超えなければなりません。生成AIは、膨大なデータを学習しているので、確率統計に基づく解釈では人間はとうてい及ばなくなるかもしれません。しかし、人が書く文章のバリエーションと豊かさは無限大。人間でなければ読み取れない文章はなくならないので、そういう文章を読み、訳す役割として翻訳者の需要は残り続けます。実務翻訳では分野や文種が限られてくるかもしれませんが、少しでも広い分野と文種に対応できるような読解力と表現力を身につけてもらいたいと思っています。

青木:将来的には実務翻訳者として、授業で学んだIT・マーケティング分野の翻訳と、出版翻訳では数学や物理学、AIなどの啓蒙書にも取り組みたいと思っています。自分が満足のいく翻訳を提供し、かつ顧客にも喜んでもらえるような仕事をできるようになるのが理想です。

高橋:青木さんのような成長を遂げられる方なら、必ず何らかの仕事につながるはずですし、その後の成長も大いに期待できると思います。この調子でさらにブラッシュアップを続けていきましょう。

青木:ありがとうございます。頑張ります。

ここもチェック
日本最大級の翻訳者ネットワーク「アメリア」を併設
クラウン会員になれば翻訳未経験でも仕事を受注可能

フェロー・アカデミーは日本最大級の翻訳者ネットワーク「アメリア」を併設する翻訳学校。「アメリア」には翻訳会社、映像制作会社、出版社など約600社の企業から、年間1,000件以上の求人が寄せられる。求人動向を通じて翻訳業界全体を俯瞰できる立場にあるフェロー・アカデミーは、業界の潮流を正しく掴みながら仕事につながるサポートを提供することができるのが強みだ。

また一般に翻訳者の求人は経験を問うものが多く、未経験者にとって応募の壁となりがちだが、そんな問題を解消しているのが「クラウン会員」制度。「アメリア」で「クラウン会員」になると、寄せられる求人情報のうち、経験者だけを対象とした求人にも応募できる。フェロー・アカデミーでは、ライブ配信講座/通学講座や通信講座で仕事を受注できるレベルに達した受講生を、プロの翻訳者である講師が積極的に「クラウン会員」に推薦。未経験者の仕事デビューを力強く後押ししている。

コース紹介

ライブ配信講座/通学講座
総合コース カレッジコース/ベーシック3コース
専門コース 翻訳入門/実務翻訳コース/出版翻訳コース/映像翻訳コース

通信講座
入門・初級講座 翻訳入門<ステップ18>/実務翻訳<ベータ> ほか
中級講座 ベータ応用講座(契約書、経済・金融、IT・テクニカル)/メディカル
上級講座  マスターコース(契約書・ビジネス法務、フィクション、字幕 ほか)

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