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2024.01.29 UP

映像テクノアカデミア 字幕翻訳Web講座 Basic Class

映像テクノアカデミア 字幕翻訳Web講座 Basic Class

業界随一の歴史を誇る東北新社が母体の映像翻訳スクール 第一線で活躍する翻訳者がプロに導く

こんな学校です!
映像テクノアカデミアは、映画・海外ドラマの日本語版制作で60年の実績をもつ東北新社が母体の映像翻訳スクールだ。映像翻訳科は、着実に学べる段階的なコース体系で、映画やドラマ、ドキュメンタリーなど、多様な作品に対応できる技能と知識を習得。「字幕翻訳Web講座」は、Web環境さえあれば、東京校の授業を日本中どこに住んでいても受けられる。これまで場所や時間の都合で受講がかなわかった人にとって、字幕翻訳の世界へ飛び出す大きなチャンスだ。

訪問クラス 字幕翻訳Web講座 Basic Class

ルールに則って実際に字幕を作る

取材で視聴した字幕翻訳Web講座は、はじめて映像翻訳を勉強する人を対象にした「Basic Class」のうち第1回から第4回の授業。PCの大画面には先生方による講義の様子が、サブ画面にはレジュメや課題映像などが映し出され、クリックすれば大きく表示できるようになっている。
 
第1回および第2回のテーマは、字幕翻訳の基礎である専門用語と基本事項だ。授業を担当するのは鈴木吉昭先生で、スポッティング、イン点・アウト点、ハコ、尺、フレームなど、字幕翻訳に欠かせない専門用語を丁寧に解説していく。続いてセリフ1秒に入れるのは原則として4文字まで、句読点は使わないことなど字幕の基本事項9項目の説明があった。受講生に出された課題は、こうした字幕のルールに則って原稿を書いてみること。課題の解説動画では、ルビは初出の単語につける、数字の全角と半角の書き分けに注意するといった初心者がやってしまいがちなミスを一つずつ解説した。

第3回からは、鈴木先生が字幕を担当した名画を教材に、いよいよ翻訳実習が始まる。まずはスクリプト通りにすべての情報を訳す素訳に挑戦。素訳用スクリプトに書いてあるのはセリフのみで、話している人の性別や人間関係などは一切わからない。素訳を終えた後は映像を見て、登場人物のバックグラウンドや口調を勘案した上で、使用可能文字数や幅広などルールに則った字幕を作る課題が出された。この講座では、課題を講評する時には受講生が訳した字幕を提示しながら進む。Web講座であっても、他の人の訳文を見て参考にすることができるのだ。講評で鈴木先生が強調していたのが、「映像をよく見て、ニュアンスを考えて訳すことが必要」ということ。「字幕をつける時は、字数はもちろん、話者、口調、主語として何を使うかなどさまざまなことに留意しなくてはなりません。また前後の流れをよく見て、そのシーンが全体の中でどういう役目を果たしているかを考えて情報の取捨選択をすることが大切です」

さらに第3回の最後には、受講生に向けてのメッセージもあった。「字幕翻訳者は、受注する映画のジャンルを選ぶことはできません。今のうちに普段は見ない映画も見て、苦手なジャンルをなくしてほしいと思います。また『ローマの休日』など古い名画は、他の映画でオマージュとして使われることもあります。有名な作品は見ておいて損はありません」東北新社が母体だけあって、現役で活躍する字幕翻訳者がこれまでの経験をもとにアドバイスをしてくれるのも大きな利点だという印象を受けた。

映像テクノアカデミア

映像をよく観察した上で情報の取捨選択をする

第4回では講師が変わり、東北新社の日本語版制作を担当している部署である音響字幕制作事業部の字幕課の課長である高橋澄先生が登場。「情報の整理のポイント」をテーマに、ハコ割りと訳文について解説した。登場人物のセリフが重複している場合は、声の大きさや画面に映っているかどうか、また情報の重要性を基準に字幕にするほうの台詞を選ぶこと、映像で登場人物のアクションや表情をよく観察し、製作者が何を強調したいかを理解した上で情報を取捨選択することが大事だという。例として、課題に使われた映画の1シーンで、ある登場人物が言った「I’m doing the food. The cake.」というセリフが挙げられた。

「ここで映像をよく見ると、foodとcakeの間で演者が溜めを作って、ケーキまで作るのよということをアピールしていますね。ケーキも料理に含まれると考えて『私は料理を担当するわ』とだけ訳す受講生が毎年たくさんいるのですが、ここは料理とケーキの両方を出したほうがより良い字幕になると思います」と高橋先生。その後も限られた字数の中で、情報をどこまで字幕として出すかについて、セリフ毎に細かく説明があった。

「Basic Class」はこの後6回まであり、修了後は「Intermediate Class」「Advanced Class」と進む。「Advanced Class」を修了すると、映像テクノアカデミアの母体である東北新社のトライアルを受験できるなど、プロデビューにも直結した講座だ。

映像テクノアカデミアのBasic Class
「Basic Class」は英語に自信のない人も、講師のアドバイスをもとに勉強し、英語の力をアップしながら映像翻訳の基礎も学べる。はじめて映像翻訳を学ぶ人におすすめの講座だ。

講師からのメッセージ

鈴木吉昭先生
鈴木吉昭先生Suzuki Yoshiaki

映像翻訳科の学科主任。2009年まで東北新社音響字幕制作事業部演出 部字幕課で約10年間勤務。その後、映像テクノアカデミア映像翻訳科の講師となり、数多くの後進を輩出。現在は学科主任として映像翻訳科全体の指揮をとる。手がけた代表作は「ガールフレンド・エクスペリエンス」(劇場字幕)「サブリナ」「めまい」(字幕翻訳)「DEATH NOTE」(英文字幕演出)など。

添削コメントをしっかりと検証して着実にものにしてほしい

「Basic Class」では、「句読点は使わない」「1秒間に4文字まで」といった映画の字幕ルールを自然に意識しながら演習に取り組んでいきます。ルールは最初のうちにしっかりと身につけてほしいので、提出課題はかなり細かく添削しています。もちろん、ルールを学ぶだけでなく、字幕翻訳の「楽しさ」も味わってほしいと思います。

直接顔の見えないWeb講座ですが、添削を通じて受講生の力はしっかりと見えています。理想は「元の台詞に寄り添うような訳」。勉強したことが身につくまでには、ある程度の時間が必要です。スピード重視でどんどん課題をこなしていくのではなく、返却されたコメントを見て、自分はどこを間違えたのか、なぜ間違えたのかを検証するようにしてください。今回の課題で指摘されたミスを、次の課題ではクリアできるようにすることが大切です。そうして着実に学習を続ければ、必ずトライアル合格に近づくはずです。

受講生に聞く!

字幕翻訳 Web講座 Basic Class 受講生
石田祥子さん Ishida Shouko

字幕翻訳に興味はあるものの、仕事の都合で通学や双方向型のオンライン授業を受けるのは難しい状況でした。そんな時、自分のペースで学習でき、実践的な指導をしてくれる映像テクノアカデミアの字幕翻訳Web講座を知り受講を決めました。「作品のサビの部分はどこかを考え、心の琴線に触れるような台詞を考えてみる」という岡田壮平先生のアドバイスを胸に、まずはトライアルに合格し、将来的には海外ドラマの翻訳ができるようになりたいです。

ここもチェック

トライアルを突破して翻訳者デビュー
映像翻訳の仕事を数多く手がける東北新社音響字幕制作事業部が、映像テクノアカデミアの修了者に対して映像翻訳者の登録試験(トライアル)を実施。トライアル審査後、成績優秀者には翻訳の仕事が発注される。東北新社のトライアルを受けられるのは、映像テクノアカデミア修了生のみだ。

豪華な講師陣
「スターウォーズ」「アベンジャーズ」シリーズの字幕翻訳者である林完治先生のようなフリーランスの現役翻訳者や、東北新社の字幕制作の現場で翻訳者とやり取りをして最終的な納品データとして調整をする字幕演出のスタッフが多く添削を担当しており、まさに今の現場で求められている翻訳スキルを学ぶことができる。

映像テクノアカデミアの林完治特別ゼミ
林完治特別ゼミの様子。Web講座の受講生もゼミの受講が可能だ。

講座紹介

【東京校通学】
Basic Classからスタートし、Intermediate Class、Advanced Classを2年間で順次履修。映画・ドラマ・ドキュメンタリー作品を教材に使用し、字幕・吹替・
VO(ボイスオーバー)の翻訳演習を重ね、トライアル合格に必要な知識や技能を習得する。

Basic Class/6ヵ月(週1回)
映像翻訳を初めて学ぶ人を対象とした、字幕と吹替の基礎を学ぶクラス。

Intermediate Class/6ヵ月(週1回)
基礎から応用に進み、翻訳のスピードアップをめざす。ドキュメンタリーに使われるVOも学ぶクラス。

Advanced Class/1年(週1回)
演習を繰り返し、日本語の表現力を徹底的に磨く。字幕と吹替を半年ずつ学ぶカリキュラムのため、通年ではなく半年間の受講もできる。
※映像翻訳の学習経験のある人は編入試験を受け、合格するとIntermediateClassまたはAdvanced Classへ編入することが可能。

【Graduate Class】1年(週1回)
10名までの少人数制で行うゼミ形式のクラス。字幕と吹替、それぞれ長編映画またはドラマの全編翻訳を行う。成績が優秀な人には、在学中に仕事が発注される。

【字幕翻訳Web講座】
自宅にいながらにして本格的に字幕翻訳を学べる講座。Basic Classから始めてIntermediate Class、Advanced Classを順次履修。最短1年9ヵ月で全講座を修了できる。Advanced Class IVを修了すると、母体である東北新社が行うトライアル(翻訳者採用試験)の受験が可能に。合格者は東北新社の登録翻訳者としてデビューできる。

Basic Class/3ヵ月※(6コマ)
映像翻訳を始めて学ぶ人を対象とした、字幕の基礎を学ぶクラス。

Intermediate Class Ⅰ・Ⅱ/各3ヵ月※(各6コマ)
演習を通じて、Basic Classで学んだ基礎をしっかり身につけるクラス。翻訳のスピードアップもめざす。

Advanced Class Ⅰ〜Ⅳ/各3ヵ月※(各6コマ)
演習を通じて実力アップを図り、トライアル突破をめざす。アメリカの司法制度や軍隊など、翻訳に必要な知識を深める特別授業もある。
※いずれも標準受講期間。講義映像はいずれも受講開始から8ヵ月間視聴が可能。

お問い合わせ先
映像テクノアカデミア
〒160-0022
東京都新宿区新宿1-18-14 東北新社新宿ビル
TEL:03-3352-7084
E-mail:academia@tfc.co.jp

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