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2023.11.07 UP

機械翻訳NEWS(2023年11月前半)

機械翻訳NEWS(2023年11月前半)
※2023年10月~11月のプレスリリースや企業発表資料より作成

機械翻訳(MT)に関する最新トピックスを紹介します(2週に1回程度更新予定)。

ヒューマンサイエンスが「MTrans for Trados」にChatGPT連携機能を搭載

株式会社ヒューマンサイエンスは、翻訳ソフトウェアTrados Studio用の機械翻訳プラグイン「MTrans for Trados」にChatGPT連携機能を搭載した。
MTrans for TradosがChatGPT APIと連携することで、翻訳作業を効率化。
例えば、翻訳用の標準的なプロンプト(命令)があらかじめ搭載されており、プロンプトをカスタマイズすることも可能。
また任意の機械翻訳エンジンの出力を、目的に応じて自動的に書き換えることができる。
MTrans for Tradosに従来から搭載されている文字列置換、正規表現置換に加えてChatGPTによる書き換えが可能になったことで、人によるポストエディット作業がより一層効率化される。

GPT-3および最新のGPT-4を利用できる。
ChatGPT APIを使用しているので、データは二次利用されず、業務上の機密情報も安全にChatGPTに処理させることができる。

■「MTrans for Trados」
https://www.science.co.jp/nmt/service/nmt.html
(2023年10月26日)

特許専用AI自動翻訳モデルの発売を開始

AI翻訳エンジンを扱う株式会社みらい翻訳は、業界・業務特化型のAI自動翻訳として、特許翻訳に特化したAI自動翻訳モデルの発売を開始した。
製薬、法務・財務に続く、特化モデルとなる。

特許専用AI翻訳モデルは、NTTドコモの子会社であるみらい翻訳がNTTの特許コーパス3億文を学習させて構築した特許専用翻訳モデルを、AI自動翻訳エンジンに搭載した。

この特許専用AI自動翻訳モデルにより、特許翻訳に掛かる工数やコストの削減が期待できる。

■「Mirai Translator(R)特許モデル」無料トライアル申込
https://miraitranslate.com/free-trial/
(2023年10月17日)