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2023.10.31 UP

第5回 バランスのとれた英語学習法とは?

第5回 バランスのとれた英語学習法とは?

この連載では、私が留学を通して学んだことや感じたこと、知っておくと便利なことなどをみなさんにシェアしたいと思っています!また、留学に行く前に英語力を磨いておくと、留学の密度がより濃くなります。連載の後半では、私なりの英語学習法もご紹介します。これから留学をしたいと思っている方や、英語に興味がある方はぜひ読んでいただければ嬉しいです!

Mayuさんが実践した「バランスのとれた英語学習法」を紹介

こんにちは!Mayuです。第4回目までの連載は「留学準備編」ということで、私が留学を通して得た知識をご紹介しました。今回からは「英語学習編」ということで、英語の学習方法についてお話したいと思います。私が今までに実践し、効果的で自分に合っていると感じた学習法をご紹介しますが、必ずしも皆さんに当てはまるわけではありません。取り入れてみて、よいと思ったら続けていただければと思います。自分に合ったオリジナルの学習法を見つけてください。

最初に言っておきますが、楽に英語が話せるようになる方法は…ありません。地道な努力が大事です。もちろん、留学やワーキングホリデーなどの経験はアドバンテージになります。ですがそれだけでは、流暢な英語を話せるようにはなりません。単語、文法、発音などの勉強を、毎日コツコツすることが必要です。

さて、言語学習には4つの技能があると言われています。Reading、Writing、Speaking、Listeningです。日本の義務教育課程である程度は学習するものの、特に後者2つは、学校の授業だけで十分に身につけるのは難しいかもしれません。英語のテストでは高得点が取れるけど、英会話の場面になるとうまく話せない…。という話はよく聞きますし、私も実際にそうでした。逆に、文法や語彙の知識が不十分でも、なんとなく話が通じるパターンもあります。友達やホストファミリーと話す分にはいいと思うのですが、初めて会った人と話す際やビジネスの場面だと、あまり印象はよくないかもしれません。

ということで私は、机上で毎日コツコツ勉強すること、アウトプットの場を設けること、両方バランスよく進めていくことが大切だと思っています。それでは、私が実践していた5つの学習法をご紹介します。

①基本は単語

自分のレベルや目標に合った単語帳を購入し、毎日10〜30単語と決めて(自分ができる範囲の単語数に設定する)とにかく覚えます。必ずオーディオを参考にして、声に出して音読をしながら、例文(使い方)とセットで覚えるようにします。私はよく語呂合わせを作って覚えていました(takeは持っテイクとか…)。例文を作る練習をすると、単語の定着率が上がる気がするので、少し単語を変えて自分なりの文章を作ってみてください。翌日は、前日に覚えた10単語を復習してから、新たに10単語を覚えて、3日目には20単語復習してから、また新たな10単語を覚える。というように、どんどん自分が使える単語数を増やします。これで知識を長期記憶に移し、定着させるのです!

②文法を身につけなければ、書けない、話せない

私は、1つの文法書を丸暗記しました(文法オタクです笑)。英語の文法書には、日本語にはない概念がたくさん出てきますよね。複数形、現在完了形、関係代名詞などは苦労する人も多いのではないでしょうか。覚えにくい文法は、さまざまな例文を読んで参考にすると、使い方がわかってきます。ワークシートなどを使って実際に自分で文章を作ってみることで、理解度を深めるとさらに良いです!

③とにかく耳を慣らす

洋楽でも、洋画でも、ラジオでも、YouTubeでもなんでもいいので、ネイティブの英語に触れましょう。自分のレベルに合った、自分にとって興味深い内容を選ぶのがおすすめです。友達とカジュアルに話したいのであれば海外のYouTuberの動画を見るのも良いですし、仕事に必要であればニュースが聞けるポッドキャストを探すなど、英語学習の目的に合わせたものを見つけられると良いです。さらに、シャドーイングをしたり、真似して発音してみたりすると耳もスピーキングも同時に鍛えられます。

④英語で読む

私は読書があまり好きではなかったのですが、頑張って洋書を読んでいました。本を読むのが好きな人はぜひ洋書を読んでください。本に出てきた単語は記憶に残るものです。読む本は、自分に合った難易度のものにしましょう。数ページめくってみて、なんとなく内容や雰囲気がつかめるレベル、1ページに初見の単語が数個あるかないかくらいのレベルの本を読むのがよいと思います。最初は絵本や、すでにストーリーを知っている本などを読むのが良いのではないでしょうか。

⑤資格にチャレンジする(お金はかかりますが…)

資格へのチャレンジは、モチベーション管理になります。自分のレベルを知ることができますし、資格の勉強が英語能力の向上に直結します。何より受けることを決めれば、試験に向けて勉強します。高い受験料を払うわけですし…。私の場合ライティング力は主に、資格対策をする過程で伸びたと思います(もちろん留学中にも鍛えられましたが)。

ライティングそしてスピーキングは第三者の視点(添削)がないと力を伸ばすのが難しいので、添削してくれたり、一緒に練習してくれたりする外国人の友達がいると、上達が早いです。最近だと、単発で添削をしてくれるサイトもありますし、オンライン英会話で試験対策をしてもらうこともできるので、活用してみると良いかもしれません!

以上が、英語能力向上のために主に実行していたことです。少しでも、普段の勉強に取り入れてみよう!と思っていただければ嬉しいです。
 

Break time

皆さん、英語を書く機会はありますか?学生だと多いかもしれないですね。ライティングの際に、知っておくと便利な接続表現をご紹介します。ビジネスの場でも使える表現なので、ぜひ覚えてみてください!

Do you write an essay in English? Maybe if you are a student, then you might write a lot. These conjunctions are very useful in writing English essays. Most of them can be used for business scenes as well!

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~ライティングで使える接続表現①~

☆追加する場合
In addition:加えて
Furthermore:なお、そのうえ、さらに
Also:~もまた、さらに、その上に
Besides:~のほかに(も)
Moreover:そのうえ、さらに
What is more:そのうえ、おまけに
Finally:最後に

☆比較する場合
In the same way:同じように、同様に
Likewise:同じように、同様に
Similarly:同じように、同様に、類似して
Equally:平等に、公平に
In comparison:~と比べると
Just as:~とまったく同じように、~の通りに
At the same time:同時に

☆対照・対比する場合
Whereas:~に反して、~である一方で
In contrast:~と対照的に、~に対比して
On the other hand:一方で、他方では
Unlike:~とは違って、~とは異なって
On the contrary:これに反して、それどころか
While:~の一方で
However:しかしながら、けれども
Nevertheless:それにもかかわらず、それでも
Instead:その代わりとして、それよりも

☆理由と結果を述べる場合
Because of:~のために、~のせいで
Since:~して以来、~のときからずっと
Due to:~のせいで、~により
Owing to:~の理由で、~のために
Thanks to:~のおかげで
As a result (of):~の結果として
Accordingly:それに応じて、適宜に
Hence:これゆえに
Thus:結果として、それゆえに、したがって
Therefore:それゆえに、したがって
Consequently:その結果として、したがって
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いかがでしたか。知らない表現もあったかもしれません。次回もライティングで使える接続表現②をご紹介する予定ですので、お楽しみに!

★前回のコラム

Mayu E Room
Mayu E Room

高校三年時、アメリカのニュージャージー州に留学。国際基督教大学(ICU)に入学し、言語教育とメディア・コミュニケーション・文化をダブルメジャー。大学在学中、バーモント州にあるミドルべリー大学に留学。英検1級、TOEIC990点、TOEFL110点を保持。現在は、英語講師をメインに、通訳や翻訳家としても活動。総SNSフォロワーは40万人を超える。
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