ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。
海外との時差があるテレカン(teleconferenceの略。電話会議のこと)をしていると、相手側が朝なのか、昼なのか、夜なのかわからなくなってしまうのはよくあること。
特に、三極(three regions;日米欧の三地域のこと)の会議で、アメリカが朝、ヨーロッパが昼、日本が夜の場合、混乱の極みです。
そんなときに、テレカンの最後の挨拶として便利なのが “Have a good one!”
(よい1日[の残り]を!)。
ややカジュアルな表現ですが、相手側の時間が朝であろうと、昼であろうと、夜であろうと、関係なく使えるフレーズですので、覚えておきましょう。
具体的には次のように使えるでしょう。
So, we’d like to conclude this meeting. Have a good one!
では本会議を終えたいと思います。残りのよい1日をお過ごしください!
ぜひ使ってみてください!
会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。