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2024.02.01 UP

第173回 water-cooler talk/給水器の話?

第173回 water-cooler talk/給水器の話?

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

water-coolerがある場所での話=「雑談」

コロナ時代で在宅勤務(WFH;Work From Home)が進み、オフィスの給湯室などで同僚と雑談する機会もめっぽう減りました。

グローバルビジネスにおいても、雑談は色々なクリエイティブなアイディアを生み出すためには欠かせないと言われます(ホンダの「ワイガヤ」文化は有名ですよね:https://global.honda/jp/brand/hondaism/)。
この「(特に対面での)雑談」は英語でどう表現したらいいでしょうか。

色々な英語表現が思いつきますが、そのうちの1つが今回ご紹介したい“water-cooler talk”です。“water-cooler” は直訳すると「水を冷やすもの」、つまり「冷水器」を指しますが、雑談はオフィスの給湯室ならぬ冷水器(給水器)前でなされることが多いからでしょう、“water-cooler talk”となると「雑談」を意味します。

“水”つながりで「井戸端会議」と訳してもいいですね。同じ意味で“water-cooler conversation”という表現が使われることもあります。グローバルビジネスで頻出する用語ではありませんが、出てきた時に理解できるよう、また使いたいときに使えるよう、覚えておきましょう。

具体的には次のように使えるでしょう。

(会社の給湯室で)
A:What are you guys up to?
B: We’re just having water-cooler talk!

A:皆さん、何してるの?
B:単なる雑談だよ!

ぜひ使ってみてください!

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森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CRO・シミックのシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。立教大学(社会デザイン学 [博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳 [修士])卒。英検1級、全国通訳案内士、国連英検・特A級(外務大臣賞)。日本会議通訳者協会(JACI)のHPでコラム「製薬業界の通訳」を、『通訳翻訳ジャーナル』(2022-23年)でコラム「専門分野の通訳に挑戦【製薬編】」を連載していた。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版)、『ジェンダー研究と社会デザインの現在』(三恵社)がある。 立教大学・兼任講師/研究員、社会デザイン学会・理事。趣味は小6から続けているテニス。