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2023.05.18 UP

第127回 double-check/コロナ禍で増えたウェブ会議で使えます(10)

第127回 double-check/コロナ禍で増えたウェブ会議で使えます(10)

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

第118回“I need to double-check with my colleagues.(同僚に確認する必要があります)という例文をご紹介しました。今回はこの“double-check”という単語を取り上げたいと思います。

ウェブ会議に参加していて、何かを尋ねられた際、その場では回答できず、確認してから回答したいような質問を受けた経験はないでしょうか。そんな時に使える表現が“double-check”。語を分解すると「二重に(double)」+「確認する(check)」ですから、念には念を入れて、念のため確認させてほしい、というイメージでしょうか。

もちろん単に“check”という動詞や“confirm”という単語も使うことができますが、表現の幅を広げる、という意味でもこの“double-check”も覚えておきましょう。

具体的には次のように使えるでしょう。

【ウェブ会議中に】
A:Has the action item been completed?
B:Let me double-check and get back to you.

A:このアクション・アイテムは完了しましたか?
B:念のため確認して折り返しさせてください。

ぜひ使ってみてください!

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。