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2024.01.29 UP

翻訳スクール体験レポート
フェロー・アカデミー 通信講座メディカル

翻訳スクール体験レポート<br>フェロー・アカデミー 通信講座メディカル

翻訳の入門から上級まで通信講座で着実にステップアップ

こんな学校です!
実務、出版、映像の3大分野の翻訳スキルを習得できるフェロー・アカデミーには、受講の場所にとらわれない通信講座がある。自分のペースで学習を進められるのが利点だ。専任のトレーナーによる添削指導に加え、添削内容について質問できる「学習サポート」も充実。2023年からリニューアルされた新講座「メディカル」では、需要の高い治験翻訳の知識とメディカル翻訳の基礎を動画で学べる。

通信講座 メディカル

3大分野の翻訳スキルを動画で効率的に学習

フェロー・アカデミーの通信講座では、翻訳の基礎を身につけられる翻訳入門から、実務、出版、映像の3大分野を初級~上級まで、幅広いカリキュラムで提供している。動画またはテキストで学ぶことができ、学習者のレベルに合わせて段階的に理解を深められる。翻訳初心者の基礎固めはもちろん、プロデビューを控えた上級者のスキルアップにもうってつけだ。

実務翻訳コースの中級に位置する通信講座「メディカル」は、従来のテキストで学ぶ講座から動画で学ぶ講座にリニューアル。また、講座は現役のメディカル翻訳者と翻訳会社との共同開発で完成。講義動画では翻訳者と翻訳会社の両方の視点が反映されており、治験関連文書の翻訳に必要な知識や表現を学習することができる。教材は、約30分の講義動画と課題解説動画に加え、課題文・講義および課題解説資料・訳例のPDFを配付している。講義動画の最後には毎回、各テーマに関連する練習問題があるため、学習内容を理解できているか確認できるのがポイントだ。講師による訳例付きの課題解説動画では、単語の選び方や長文を訳す際のコツなどについて説明している。

この講座のメリットは、受講期間中であれば講義動画を好きなときに繰り返し視聴できる点だろう。また、動画を視聴後に取り組んで提出する課題文は、専任のトレーナーが添削。返却された添削結果やアドバイスについて疑問があった場合は1課題につき1回、マイページから質問できる「学習サポート」も魅力だ。

全6回の講義動画のうち、前半は課題の英文を訳していく中で、メディカル翻訳に欠かせない医学用語や治験に関する知識を学ぶ。後半では、治験関連文書や論文の抄録といったメディカル文書を実際に翻訳。前半で学んできた知識をおさらいしながら、より専門性が高い実用的な知識も身につけていく。

フェロー・アカデミー通信講座
各回ごとに実例を挙げながら、その課題のポイントなどをわかりやすく解説。また、医薬翻訳者をめざす上で必要な知識も紹介。

丁寧な解説とサポートで治験翻訳の基礎が身につく

メディカル翻訳の仕事では、新薬や医療機器の臨床試験、市販後調査、学術論文など、多様なテーマや種類の文書に取り組むことになる。中でも治験翻訳は、仕事の需要が高い。そのため通信講座「メディカル」では、治験翻訳の基本を学ぶことからスタートする。

第1回の講義動画の内容は、大きく分けて「治験とは?」「メディカル翻訳に必要なMicrosoft Word の基本」「おすすめの無料辞書」「練習問題」の4つ。たとえば「治験とは?」の項目では、そもそも治験とはどういったものなのか、そして医薬品が国に承認されるまでの流れなどについて解説する。

また「メディカル翻訳に必要なMicrosoft Wordの基本」では、翻訳の際に使用するフォントや、半角と全角の使い分けなどを紹介。第1回は講義を締め括る「練習問題」を含めて全体的にやさしい内容になっているため、初めてメディカル翻訳に触れる人でも無理なく学習できるだろう。もちろん回を重ねるごとに難易度は上がり、より実践的な内容になっていく。第2回の内容は「治験のガイドラインと規制当局」「主な治験関連文書」など。製薬会社の国際化に伴って発足した医薬品規制調和国際会議(ICH)に関する説明をはじめ、医薬品の臨床試験の実施基準(GCP)、治験薬概要書(IB)といった、メディカル翻訳の土台となる用語がズラリと並ぶ。

これらを理解した上で、受講生は課題として与えられた英文を日本語に訳していくわけだが、ここで大いに役立つのが講義動画だ。たとえば文中の不定代名詞some, allを正しく解釈するためのヒントや、自然な日本語に訳すため2文を1文にする際の注意点など、課題に取り組むときにつまずきやすいポイントが細かくまとめられている。

そして提出した課題の添削結果が返却されたら、講師の訳例やコメントをじっくり読んで復習することも大切。そこで疑問点があれば質問できるのは前述したとおりだが、課題を提出する際にも質問可能なので、これらの学習サポートをフル活用すれば、さらなるスキルアップが望める。

講師からのメッセージ

佐古絵理先生
佐古絵理先生Sako Eri

通信講座「メディカル」の監修講師。小動物臨床獣医師を経て医薬翻訳者になった。現在は主に治験薬概要書や治験実施計画書をはじめとする治験関連文書の英日翻訳に携わっている。ペットである2匹の姉妹猫とふれあうのがリラックスタイム。

調べ物と見直しの時間を確保して翻訳しましょう

通信講座「メディカル」は、実務翻訳の初級までの学習を終えた方が、上級のマスターコースに無理なくステップアップできることをめざしてつくりました。ただ話を聞いているだけだと受け身になってしまうので、各講義の最後に練習問題を用意しています。また、動画の長さを30~40分にしたのは、集中して聞いてもらうためです。

よく受講生から、どれぐらいのスピードで訳せないといけないでしょうか、という質問をされますが、初めからスピードを追い求めてはいけません。まずは翻訳する前の調べ物の時間と、翻訳する時間と、見直す時間の3つをしっかり確保して、学習を進めていただきたいですね。

特に訳文を見直す時間は大切。最近は機械翻訳が進んでいるものの、最終的には翻訳者がチェックする必要があります。見直す力を磨いておけば、機械翻訳に携わるときにも応用が利くでしょう。

協力企業担当者からのメッセージ

福岡由仁郎さん
福岡由仁郎さんFukuoka Yujiro

東京外国語大学大学院博士後期課程修了(Ph.D)。国内翻訳会社を経て、2012年よりトランスパーフェクト・ジャパンにてプロジェクトマネジメントチームを統括。2017年以降は品質管理、プロセス開発、ベンダー管理などのチームでリードを務める。

細かい用語を調べるクセを 身につけてください

本講座には、医薬品の開発のイロハに触れる、入り口的な面があります。そのため、医薬品や医療機器の翻訳などをめざす人はもちろん、ヘルスケアやビューティといった比較的ライトな分野の翻訳をしたい方にも役立つでしょう。

課題の内容は、全6回の講座で難易度が少しずつ上がるようになっているほか、課題の文章が医薬品開発の説明を兼ねています。課題を読んで翻訳していくと、同時に治験の知識も深められるものをめざしたからです。

医学は幅広いテーマなので、講義の中で細かい用語がたくさん出てきます。説明を聞くだけではわからないこともあるはずなので、きちんと調べるクセを早い段階で身につけてほしいですね。

いまはテクノロジーが進歩して作業の仕方が変わってきている時代です。それでも自分で手を動かして翻訳の練習をした人が強いと思っています。身につけたスキルは自分を裏切りません。

ここもチェック

翻訳者ネットワークで講座修了後のキャリアをサポート
翻訳会社や出版社など、年間1500件以上の求人情報が寄せられる日本最大級の翻訳者ネットワーク「アメリア」を併設。さまざまな分野でのコンテストや独自のトライアルに応募すれば、講座修了後のキャリアチャンスがグッと広がる。

講座紹介
入門
翻訳入門<ステップ18>(9ヵ月)

初級
実務翻訳<ベータ>(6ヵ月)
出版基礎(ライト版)【動画】(3ヵ月)
映像基礎(5ヵ月)

中級
ベータ応用講座(各3ヵ月)「契約書」「経済・金融」「IT・テクニカル」
メディカル【動画】(6ヵ月)

上級
マスターコース(各6ヵ月)
試験合格者対象。実務、出版、映像翻訳から毎月さまざまなジャンルの講座を開講。
録画配信講座
翻訳に役立つ特定の知識やスキルを動画で学べる(開講情報はWebサイト参照)。

お問い合わせ先
フェロー・アカデミー
〒102-0083
東京都千代田区麹町2-2-4 麹町セントラルビル 2F
TEL:0120-024-240
受付時間:平日 9:30〜21:00 土曜 9:30〜18:00

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