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2023.06.30 UP

機械翻訳NEWS(2023年6月後半)

機械翻訳NEWS(2023年6月後半)
※2023年6月中のプレスリリースや企業発表資料より作成

機械翻訳(MT)に関する最新トピックスを紹介します(2週に1回更新予定)。

Googleが大規模言語モデル「AudioPaLM」を発表

Googleが音声認識と音声生成を目的とする、次世代の大規模言語モデル(LLM)である「AudioPaLM」を発表し、デモページを公開した。
AudioPaLMはテキストベースの言語モデルである「PaLM 2」と、音声ベースの言語モデルである「AudioLM」を統合している。テキストと音声を処理・生成し、音声認識や音声翻訳などのアプリケーションに利用できる。音声から音声、音声からテキストに翻訳できる。
(2023年6月22日)

Mantra EngineがLLMを統合した翻訳エンジンの提供開始

Mantra株式会社は、マンガ翻訳に特化した法人向けクラウドサービス「Mantra Engine」に、大規模言語モデル(LLM)を統合した高精度な機械翻訳エンジンを実装し、ベータ版として提供を開始した。誤訳を従来の10分の1に削減し、多言語対応や翻訳の一貫性を向上させている。
今後Mantra EngineはLLMの活用を進め、新しい翻訳ワークフローの構築や、ゲーム翻訳など他のエンターテインメント領域への展開を進める。
(2023年6月2日)

ニュース記事を自動英訳・NICTシステムを導入

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と時事通信社、機械翻訳事業のマインドワードは、時事通信が配信する日本語記事の英訳にNICTの自動翻訳システムを導入すると発表した。
下訳作業に活用し、英訳記事配信までの時間短縮を図る。自動翻訳記事の外部提供や英語以外の多言語配信も検討する。
(2023年6月6日)