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2023.05.16 UP

第93回 Kr/何の略か分かりますか?

第93回 Kr/何の略か分かりますか?

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

最近、イギリスの同僚とのメールのやり取りの中で目に付くようになってきたのが、文末の“Kr”。何の略語か想像がつくでしょうか。

これは実は“Kind regards”の略で、言うまでもなく、「よろしくお願いします」「敬具」を意味します。“Kregs”と略す人もいますので、合わせて覚えておきましょう。

“Kind regards”の類似表現には、たとえば、”Kindest regards” “With kind regards” “Best regardsBrと略す方もいます)” “With best regards” “Regards” “With regards” “Warm regards” “Warmest regards” “With warm regards”などもありますので、一緒に覚えてしまいましょう。

具体的には次のように使えるでしょう。

【メールの文末で】
Looking forward to seeing you soon,
(間もなくお会いできるのを楽しみにしております。)
Kr, Morita
(よろしくお願いいたします。森田)

ぜひ使ってみてください!

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。