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2023.05.12 UP

第59回 AOB / アジェンダに見られる略語

第59回 AOB / アジェンダに見られる略語

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

AOBという略語を目にしたことはあるでしょうか。会議のアジェンダの最後のほうで使われることが多いこの略語は、“Any Other Business”の略で、「その他の案件」を意味します。メイントピック以外の内容すべてがここに含まれることになります。最初に目にしたときは「BOAならBank of Americaだけど……」(笑)と思いましたが、グローバルな会議のアジェンダで使われることが多いですので、ぜひ覚えておきましょう。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:Do you have any specific topics that you’d like to cover in AOB?
B:Not in particular.

A:「その他の案件」で話したい特別な議題はある?
B:特にないよ。

ぜひ使ってみてください!

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。