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2023.05.12 UP

第37回 readout / コンピューター分野では「読み出し」ですが

第37回 readout / コンピューター分野では「読み出し」ですが

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

ビジネス会議における「資料」の様々な言い方

“readout”というと、コンピューター分野で使われる用語「読み出し」をイメージしてしまいます。

しかしながら最近のグローバル会議では、この“readout”を「(事前配布資料」という意味で使われることが多いようです。

資料といえば、つい“meeting material”“slides”“handout”、また第9回で取り上げたdeck”などを思い浮かべてしまいますが、そこにぜひこの“readout”も新しいボキャブラリーとして追加してみてください。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:When are you going to distribute meeting materials?
B:Readouts will be distributed prior to the meeting.

A:会議資料はいつ配布予定ですか?
B:会議前に配布予定です。

“readout”、ぜひ使ってみてください!

★前回のコラム

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。