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2023.05.18 UP

第115回 up and running / アップ&ランニングってどんな意味?

第115回 up and running / アップ&ランニングってどんな意味?

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

“up and running” 機械と人間の両方に使えます

皆さんは“up and running”という表現をご存知でしょうか。私が最初に耳にしたのはIT関連の会議を通訳している時でした。そこでは、システムが立ち上がって問題なく稼動している状態を描写するイディオムとして使用されていました。

“up(立ち上がって)”+“running(作動している)=「問題なく稼動している」、と分解して考えると覚えやすいかと思います。

この表現ですが、人間や物事に対しても使うことができます。“I’m up and running after surgery.”であれば「外科手術の後、元気にやっている。」となりますし、“We’ve gotten the project up and running.”であれば「プロジェクトを立ち上げて進めている。」となります。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:How shall we get this business up and running?
B:Let’s have a meeting to further discuss.

A:この事業をどのようにスタートして軌道に乗せていこうか。
A:会議を開いて深く議論しよう。

ぜひ使ってみてください!

★前回のコラム

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。