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2023.05.16 UP

第110回 sign off / 2つの意味を覚えておきましょう

第110回 sign off / 2つの意味を覚えておきましょう

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

ウェブ会議からのサインオフ(sign off)

新型コロナウイルスの時代となり、ウェブ会議が増えました。ではウェブ会議を途中で退席する場合、英語でどう伝えたらよいでしょうか。

もちろん、“I have to go now.(もう会議を出る必要があります)と普通に伝えてもいいのですが、この動詞“go”の代わりによく使われる句動詞が“sign off”。会員制サイトなどでサインインしてログオンした後、その状態から抜ける(=ログアウト)することを“sign off”と言いますが、これをウェブ会議にも当てはめたのでしょうか、ウェブ会議から退出する際にも“sign off”という表現をよく耳にするようになりました。

“sign off”でもう1つ覚えておきたい意味が、「~に署名し正式に承認する」です。たとえば“sign off the contract”と言えば「契約書に署名し正式に承認する」「契約書にサインをする」という意味になるので、合わせて覚えておきましょう。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:I have to sign off now due to a conflict.
B:No worries.

A:別件があって抜けなければなりません。
B:どうぞ、問題ありません。

“conflict”に関しては第116回で解説しています。

ぜひ使ってみてください!

★前回のコラム

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。