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特許分野で翻訳を手配したい企業担当者の方へ
特許分野の翻訳を適切に行うためには?
近年、国際競争力の強化を目的として、知的財産を戦略的に保護・活用しようとする動きが活発化しています。
こうした中、日本企業が海外へ特許を出願したり、海外企業が日本に特許を出願したりする際に必要となる書類や資料を翻訳する業務が「特許翻訳」です。
特許翻訳の需要の中心となるのが特許明細書です。特許明細書には、最先端の技術や発明に関する詳細な情報が記載されており、原文の内容を正確に読み取った上で、翻訳言語に忠実かつ過不足なく再現することが求められます。
そのため、特許翻訳には高い専門知識、原文読解力、そして的確な翻訳スキルが不可欠です。翻訳の精度を確保するには、特許分野に精通した翻訳者が多数在籍する専門の翻訳会社に依頼することが重要です。
そこで、通訳・翻訳業界の専門誌『通訳翻訳ジャーナル』では、特許分野で豊富な実績を誇り、多くの経験豊かな翻訳者を擁する翻訳会社3社を紹介!
特許翻訳の発注をご検討中の企業ご担当者様は、ぜひご参考になさってください。
*見積もり依頼は各社の公式Webサイトよりお問い合わせください*
特許分野に強い翻訳会社 3選
株式会社サン・フレア(翻訳)

サン・フレアは、5,000人以上の登録翻訳者を擁し、あらゆる産業分野において高品質なドキュメンテーションを提供している大手翻訳会社です。
同社の特許部門は、年間1万件以上という国内屈指の受注実績を誇り、その規模は年々拡大を続けています。特許部門では、出願明細書をはじめ、中間処理書類、異議申立書、答弁書、弁駁書など、訴訟関連文書にも対応しています。
近年では、顧客からの指定によりCATツールを使用する案件が増加しており、今後はMTPE(機械翻訳+ポストエディット)案件の増加も見込まれています。
同社では、こうした業界の変化にも柔軟に対応できる体制を整え、顧客の多様なニーズに応えています。
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日本ビジネス翻訳株式会社(翻訳)

日本ビジネス翻訳は、知財総合サービス国内最大手であるNGB株式会社のグループ会社として、30年以上にわたり特許翻訳業界を牽引してきた翻訳会社です。
主に日本国内の企業の知財部門や特許事務所をクライアントとし、翻訳業務に加え、外国出願支援や特許調査など、知的財産に関わる幅広いサービスを提供しています。
各技術分野に精通した約600名の翻訳者が、出願国ごとの要件とお客様のニーズに応じて、丁寧かつ正確な翻訳を行います。
さらに、専門のチェッカーおよび外国特許実務に精通した社内の品質管理担当者による徹底したチェック体制により、高品質な翻訳サービスを実現しています。
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翻訳センター株式会社(翻訳)

翻訳センターは、医薬、特許、工業・ローカライゼーション、金融・法務といった各分野において産業翻訳をコアビジネスとしながら、通訳や人材派遣など多岐にわたるランゲージサービスを提供する、国内最大規模の翻訳・通訳会社です。
同社の特許本部が扱う翻訳文書には、特許明細書(うちPCTが8割、パリルートが2割)、中間処理(拒絶理由通知書、意見書)、見解書などがあります。案件全体の約8割を特許明細書が占めています。
一部工程では、機械翻訳や生成AIを活用することで、短納期・大量案件にも柔軟に対応可能な体制を整えています。
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