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2023.05.12 UP

第44回 put a spin on / 物事にもスピンを効かせろ!

第44回 put a spin on / 物事にもスピンを効かせろ!

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

私はテニスを嗜(たしな)むのですが、「ボールにスピンをかける」ことを英語で“put a spin on a ball”と言います。

この“put a spin on”を最近、立て続けにビジネス会議で耳にしました。「スピンをかける」から派生してのことでしょう、「ひねり・解釈を加える」という意味なのですが、便利な表現なので今回取り上げています。

応用の幅があるイディオムで、 “put a favorable spin on …”は「~を好意的に評価する」、“put a positive [negative] spin on …”は「~を肯定的に[否定的に]評価する」、“put a new spin on …”で「~に新しい解釈を加える」、という意味になります。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:What’s your take on her interpretation performance?
B:She always puts a lot of spin on it.

A:彼女の通訳、どう思う?
B:いつも彼女なりの解釈を大幅に加えるよね。

ぜひ使ってみてください!

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。