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2023.05.12 UP

第25回 granularity / 物理学では「粒度」ですが

第25回 granularity / 物理学では「粒度」ですが

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

“granularity”は物理学で言えば「粒度」、一般的には「細かさ」という意味ですが、ビジネスで使われた場合は「詳細」という意味になります。“get granularity on …”となれば「~に関する詳細を入手する」ということ。また、“granularity”の形容詞は“granular”で「詳細な」。 “analyze information at a granular level”とすれば、「情報を詳細に分析する」となります。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:Could we get more granularity on the project?
B:I’ll work right on it!

A:このプロジェクトに関してもっと詳しい情報をくれないかな。
B:今すぐお持ちしますね!

ぜひ使ってみてください!

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。