同時通訳者が「訳せなかった」英語フレーズ

★語学のエキスパート「同時通訳者」も訳出に手を焼いたコトバとは?
★新たなボキャブラリーを増やしたい英語学習者、通訳者をめざす人も必読!
★言葉にまつわるエピソードと一緒に新たなボキャブラリーを増やそう!

日々大量の英語に接する現役の通訳者たちが、実際に現場で遭遇し、訳出に苦労した80フレーズをピックアップ。
わからない言葉に出あったとき、通訳者はどう対処したのか?リアルな体験談とともに、「訳せなかった」フレーズの意味や語源を“語学オタク”の通訳者たちが詳細、丁寧に紹介します。また、通訳者の仕事ぶりがわかる、現役通訳者作の「4コマまんが」や、通訳の手法などがわかるコラムも掲載。楽しく語彙を増やしつつ、通訳の世界をのぞいてみましょう!

【あなたならどう訳しますか?】
Elephant in the room
Wet behind the ears
The buck stops here
Shooting from downtown
★言葉にまつわるエピソードと一緒に、知って得するボキャブラリーを増やそう!★

発売日:2020年6月27日
ページ数:208ページ/サイズ:四六判
定価:1,600円+税

CONTENTS

Part1 訳せそうで訳せない言葉
まんが「ある日の通訳現場」vol.1
Part2 おなじみの単語の違う意味
Column1 通訳の形式
Part3 英語特有の慣用表現
まんが「ある日の通訳現場」vol.2
Part4 まぎらわしい言葉
Column2 通訳のジャンル
Part5 意外と役立つ専門用語
まんが「ある日の通訳現場」vol.3
Part6 物語から生まれた言葉
Column3 通訳者の取扱説明書
Part7 スポーツ由来の表現
まんが「ある日の通訳現場」vol.4
Part8 World Englishes

【編著者略歴】
松下佳世
まつした・かよ/立教大学異文化コミュニケーション学部・研究科准教授。日本通訳翻訳学会理事。会議通訳者。上智大学文学部新聞学科卒、米コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了、立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了(PhD)。朝日新聞記者としてニューヨーク特派員などを務めたのち、サイマル・インターナショナルの専属通訳者に。専門は通訳翻訳研究とメディア研究にまたがる学際的な研究分野であるニュース・トランスレーション研究。学生を指導する傍ら、サイマル・アカデミーのインターネット講座でプロを目指す通訳者の育成にもあたっている。主な著書にWhen News Travels East: Translation Practices by Japanese Newspapers(Leuven University Press, 2019)、『通訳になりたい!ゼロからめざせる10の道』(岩波書店、2016年)など。