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2024.12.13 UP

AI&機械翻訳NEWS(2024年12月)

AI&機械翻訳NEWS(2024年12月)
※2024年10~12月のプレスリリースや企業発表資料より作成

AI翻訳や機械翻訳(MT)に関する最新トピックスを紹介します。

㈱アスカコーポレーション、生成AIアプリ「GenTA」をリリース

医薬翻訳やライティングサービスを提供する株式会社アスカコーポレーションが、生成AIアプリケーション「GenTA」(Generative AI Technology Assistant) の販売を12月1日に開始した。同ツールは、OpenAIのChatGPTを基盤にしたデスクトップクライアントで、生成AIの導入により、文書作成や情報収集に関わるさまざまな業務の効率化をサポートする。シンプルな設計のため、AIツールの使用に慣れていない人でも、利用がしやすいという。

翻訳や会議録作成など定型業務をサポートするBot(ボット)が標準搭載されており、論文読解をガイドするResearch Analystや、文章の要点を整理するParagraph Readerなどとして使用することもできる。

■「安全手軽に導入できる生成AIアプリ「GenTA」をリリース」
https://note.asca-co.com/n/nd47a074fa31d
(2024年12月11日)

アリババ、AI翻訳ツール「Marco MT」をリリース

中国のEC大手、アリババグループの阿里国際数字商業集団(Alibaba International Digital Commerce Group)は、10月16日にAI翻訳ツール「Marco MT」を発表した。中国語、英語、日本語、韓国語、スペイン語、フランス語など、世界の主要15言語に対応している。アリババ独自の大規模言語モデル「Qwen」を採用し、文脈や文化的背景の理解により、各国の文化に即した自然な表現の翻訳を提供する。ECサイトの出品者は各市場に最適化された商品ページを簡単に作成できるようになるとされる。

■「アリババ、翻訳特化型の大規模言語モデルをリリース Google翻訳やDeepLをしのぐ性能か」(36Kr Japan in partnership with 日本経済新聞)
https://36kr.jp/310763
(2024年10月20日)

5年ぶりの新機種「ポケトークS2」

AI通訳機「ポケトーク(端末)」シリーズの約5年ぶりとなる新モデル「ポケトークS2」が10月17日に発売された。74言語を音声・テキストに翻訳し、11言語をテキストのみに翻訳できる。従来機種より通信可能な国と地域が拡大し、世界170以上の国と地域で、Wi-Fiのない所でもそのまま使えるモバイル通信機能を内蔵。また、バッテリーの持続可能時間も大幅に改善した。

設定から機能をONにすると、あらかじめ選んだ2つの言語のうち、どちらで話したかを自動判別する双方向自動翻訳機能を搭載し、翻訳方向を気にせずスムーズな会話を実現する。

■「約5年ぶりの新機種が誕生 次世代機、AI通訳機「ポケトークS2」を10月17日より販売開始」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000108954.html
(2024年10月15日)

自分の声を使ったAI音声でリアルタイム翻訳

AI音声プラットフォーム「CoeFont」を提供する㈱CoeFontは、10月9日から自分のAI音声を用いて、リアルタイムで多言語に翻訳するサービス「Cross-Language Meeting β版」の無料提供を開始した。
 
日本語で話した内容をリアルタイムでほかの言語に翻訳し、自分の声をもとにしたAI音声で同時通訳することが可能。「Zoom」「Google Meet」などのオンラインミーティングツールで利用できる。β版では英語の翻訳を提供し、順次、中国語をはじめとした言語に対応していく予定。

■「CoeFont、“言語の壁”を解決するリアルタイム音声翻訳サービス「Cross-Language Meeting β版」を無料で提供開始」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000090.000078329.html
(2024年10月9日)