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2024.06.20 UP

第179回 keep~updated/報連相(ホウレンソウ)で使える英語

第179回 keep~updated/報連相(ホウレンソウ)で使える英語

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

“Can you just keep us updated?”
=(状況などについて)随時ご連絡いただけますか?

グローバル会議中に状況を尋ねても、未確定のことも多々あります。状況がはっきりするまで折に触れて連絡をもらえると有難いものですが、今回ご紹介するのはそんなときに使える英語表現です。

その表現がこちら、“keep~updated”の部分には折に触れて連絡をする対象となる人物が入ります。
「私宛に折に触れて連絡をする」であれば“keep me updated”となります。グローバル会議でよく使われる便利なフレーズですので、このまま丸暗記してしまいましょう。

同じ意味を持った表現に“keep~in the loop”“keep~up to date”もあります。“keep~updated”ほど登場頻度は高くない印象ですが、同様にグローバルビジネスで使われる表現ですので合わせて覚えてしまいましょう。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:Unfortunately we haven’t made a decision yet.
B:No problem. Can you just keep us updated?

A:残念ながら決断をまだ下せていません。
B:大丈夫です。状況については随時ご連絡いただけますか?

ぜひ使ってみてください!

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森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CRO・シミックのシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。立教大学(社会デザイン学 [博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳 [修士])卒。英検1級、全国通訳案内士、国連英検・特A級(外務大臣賞)。日本会議通訳者協会(JACI)のHPでコラム「製薬業界の通訳」を、『通訳翻訳ジャーナル』(2022-23年)でコラム「専門分野の通訳に挑戦【製薬編】」を連載していた。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版)、『ジェンダー研究と社会デザインの現在』(三恵社)がある。 立教大学・兼任講師/研究員、社会デザイン学会・理事。趣味は小6から続けているテニス。