
第6回 Twitter、Slackなど「メール以外」の連絡も音声で読み上げ!
仕事の連絡がメール以外で来ること、ありませんか?
コラム第2回~第5回までは、重要な「メール」が届いたときに、すばやく気づける仕組みづくりについて、ご紹介しました。
でもメールではなく、たとえばFacebook Messengerなどのツール経由で仕事の重要な連絡が来ること、ないですか?
私はフリーランス翻訳者になって6年目となりますが、今までにSlack、Twitterダイレクトメッセージ、Skype、Facebook Messenger、LinkedIn経由で仕事の連絡を受けたことがあります。こうしたツール経由での連絡は主流ではないかもしれませんが、とはいえ、重要な連絡がツールから来た場合、こちらも逃さないようにしたいものです。
そこで今回は、こうしたツール経由の連絡について、すばやく気づける仕組みづくりを紹介します(タイトルが「重要メールにすばやく返信するコツ」なので脱線しますが、番外編ということで)。
今回も、メーラーにGmailを使用し、私が普段使っているPC(Windows)とiPhoneで説明します。
また、第2回または第3回で設定した仕組みを使いますので、PCからメッセージの内容を読み上げさせたい方はこちらを、Google Homeからメッセージの件名を読み上げさせたい方はこちらを見て設定を先に行っておいてください。
メール以外の仕事連絡ツール、第1位はFacebook Messenger
先日、私のTwitterで、翻訳者・通訳者の皆様に「仕事の連絡をEメール、電話、Fax以外で受けること、ありますか?ある場合、どのツールで受けるか、教えてください」というアンケートを採らせていただきました(回答、コメント、リツイートしてくださった皆様、ありがとうございました!)。
全部で37人の方に回答いただき、1位がFacebook Messenger(12票)、2位がTwitterダイレクトメッセージ(9票)、3位がSlack(8票)、4位がSkypeとLinkedIn(4票)、6位がWeChat(2票)となりました(順位、人数は「その他」としてコメント欄に回答いただいたものも含めた数で、複数回答もあります)。
Facebook Messengerが最も多かったものの、ほかのツールもよく使われているようでした。
ツール経由の連絡はGmailに転送して音声読み上げ
Facebook Messengerなどのツールはチャット形式になっていることが多く、気軽に連絡が取れるのが利点です。ですが、着信音がそのツール専用の、短いものしか選べないことが多く、連絡が来たときに騒がしい環境にいると、すぐに気が付けないこともあると思います。
そこで、こうしたツール経由の連絡をGmailに転送できるように設定したらいかがでしょう。
ツール経由の連絡をGmailに転送できれば、本コラムの第2回、第3回で紹介した仕組みと組み合わせて、PCからメッセージの内容を読み上げさせたり(本コラム第2回の仕組み)、Google Homeからメッセージの件名を読み上げさせたり(本コラム第3回の仕組み)することができるようになります!(ここでは説明を割愛しますが、第4回、第5回の仕組みと組み合わせれば、iPhoneから取引先別の着信音を鳴らすこともできるようになります)。
ただし、一点謝っておかないといけないことがあります。
今回、多くの方が連絡手段として使ったことがあると回答した、Facebook Messengerについては、メール転送する(簡単な)手段を見つけられませんでした。また、複数の方が挙げていた、Skype、WeChatについても同様です。いろいろと探してはみたのですが…。(WeChatは中国語圏でよく使われているツールですが、私が中国語を読めず検索があまりできませんでした)。もしも、方法をご存知の方がいたら、ぜひ教えてください!
ここでは、それ以外のツール、LinkedInメッセージ、Twitterダイレクトメッセージ、Slackチャンネル経由の連絡をGmailに転送して、内容を音声読み上げさせる方法を紹介します。