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2023.05.15 UP

第78回 burning question / 燃える質問

第78回 burning question / 燃える質問

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

グローバル会議でファシリテーターや司会をしていて、思わず会議が盛り上がってしまっていつの間にか終了時間が来てしまうこと、少なからずあると思います。

その際に「最後にどうしてもしておきたい質問があればどうぞ」と言って締めくくるのが流れとしていいと思いますが、ではこの「最後にどうしてもしておきたい質問」を英語で何と言えばいいでしょうか。

そんなときにで使えるのが“burning question”という表現。直訳すれば「燃える質問」ですが、「火のついたように差し迫った状態の質問」→「火急の質問」、つまり「どうしてもしておきたい質問」という意味になります。

具体的には次のように使えるでしょう。

(グローバル会議で司会をしていて……)

Do you have any burning questions before we close?

閉会の前にどうしてもしておきたい質問はありますか?

ぜひ使ってみてください!

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。