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2023.05.12 UP

第58回 true-up / 会計用語として使われます

第58回 true-up / 会計用語として使われます

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

財務・会計の数字を扱うなかで、たとえば仮計上していた数字と実績値の数字の調整分が発生することがありますよね。そんなときにどんな英単語を使えばいいでしょうか。“adjust(ment)”の単語をうまく使うこともできるでしょうけど、そのほかに便利なのが“true-up”。名詞として使って“true-ups”ともできますし、形容詞のように使って“true-up costs”のように使用することもできます。便利な単語ですので覚えておきましょう。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:(Looking at financial statements) What’s this?
B:It’s true-up costs.

A:(財務諸表をみながら)これは何の費用?
B:調整費用だよ。

ぜひ使ってみてください!

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。