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2023.05.12 UP

第52回 space / ビジネス英語では「宇宙」とは違う意味になる⁉

第52回 space / ビジネス英語では「宇宙」とは違う意味になる⁉

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

“space” 宇宙や空間のスペース以外の意味も覚えましょう

「IT分野」や「医学分野」のように「分野」と聞くと、ついつい“field”や“area”を使ってしまいますが、それだけではバラエティーがありません。

そのため、ここで覚えておきたいのが“space”。もちろん「宇宙」「スペース(空間)」という意味の方が一般的に知られていますが、実は「領域」「分野」という意味もあるんです。

今後、機会があればぜひ“the IT field”と言う代わりに “the IT space”と言ってみてください。ちなみに“arena”という語も同じ意味で使えますので、併せて覚えておきましょう。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:Which area shall we focus on?
B:It should be the oncology space.

A:わが社はどの領域に焦点を当てるべきだろうか。
B:癌の領域じゃないかな。

“space”、ぜひ使ってみてください!

★前回のコラム

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。