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2023.05.12 UP

第27回 landscape / ビジネス英語での「ランドスケープ」の意味とは?

第27回 landscape / ビジネス英語での「ランドスケープ」の意味とは?

ネイティブが使う粋な英語表現を現場からお届け! グローバル化が進み、英語が飛び交う製薬業界。製薬会社で活躍している社内通訳者が、グローバルビジネスの現場で流行っていたり、よく耳にしたりする英語表現を紹介します。

ビジネス会話での“landscape”は「状況、環境」を意味する

“landscape”は「風景、景観、地形」という意味を持つことはよく知られています。また動詞として「造園する」という使い方もできますから、“-ing”をつけて“landscaping”にすれば「造園」という意味にもなります。

一方でビジネス会話の中で使用された場合は、「状況、環境」という意味になることが多いようです。

たとえば“market landscape”であれば「市況」という意味になります。最近は同義語である“situation”や、“environment”といった語の代わりとして、頻度高く使われるようになっている印象です。

具体的には次のように使えるでしょう。

A:What’s your take on the current market landscape?
B:I think it’s quite firm.

A:最近の市況についてどう思う?
B:かなり堅調だと思うけど。

ぜひ使ってみてください!

★前回のコラム

森田系太郎
森田系太郎Keitaro Morita

会議通訳者・翻訳者。日米の大塚製薬を経て、現在は製薬CROのシミック㈱のシニア通訳者 兼 フリーランス通翻訳者。上智大学(法学[学士])、立教大学(異文化コミュニケーション学[修士]、社会デザイン学[博士])、モントレー国際大学院(翻訳通訳[修士])卒。編著書に『環境人文学 I/II』(勉誠出版、2017年)がある。日本会議通訳者協会(JACI)理事で、JACIのホームページでコラム「製薬業界の通訳」を連載中。立教大学・兼任講師/研究員、英検1級・全国通訳案内士・国連英検特A級保持者(外務大臣賞)。 趣味は小6から続けているテニス。