分野・レベル別の講座で実務に即した指導を
翻訳会社を母体にプロデビューを後押し

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こんな学校です!

創業45年以上の実績を持つ㈱サン・フレアが運営する翻訳スクール。講師陣の豊富な実務経験に基づいた指導、実務に即して設定された分野・レベル別の通信・通学講座で、現場が求める即戦力となる翻訳者を養成している。翻訳実務検定「TQE」で優秀な成績を収めると、同社の登録翻訳者として仕事のチャンスを得ることができる。

講師インタビュー

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上級講座
講師
濱田京子先生
(はまだ・きょうこ)

お茶の水女子大学家政学部食物学科、徳島大学薬学部薬学科、慶応義塾大学法学部法律学科通信課程卒業。徳島大酵素化学研究センター、薬品会社勤務を経て、TQE合格後フリーの翻訳者、校正者として活躍中。アカデミーでは医学・薬学分野の講師を務めるほか、TQE審査委員としても評価を行っている。

医薬の専門知識と基本的なテクニックを習得
商品としての訳文を生み出せる翻訳者へ

医学・薬学翻訳講座では、中級、上級のほか、治験講座、非臨床講座、実践講座など、受講者の目的に合わせてさまざまな講座を開設しています。

私が担当している上級講座では、主に論文を扱った課題を通して専門知識と基本的なテクニックの習得を目指しています。基本的なテクニックとは、訳文を商品化するためのルールのこと。例えば、ジャーナリズムで使う「だった」を、医薬翻訳では「であった」と表記するようなことですね。

また、授業でもよく取り上げており、受講生が手を焼くのは文章の係り受けです。「主な肝炎のリスク」と「肝炎の主なリスク」では、日本語では両方成立しますが、前者では「主な」は「肝炎」を修飾し、後者では「主な」は「リスク」を修飾し、両者は異なった意味になります。日本語の曖昧さを排除して、明確な訳文にするのが医薬翻訳の原則ですので、こうしたことを専門知識の習得とともに徹底して身につけていただきます。

常に「なぜ」を突き詰めて結果よりも経過を大切に

翻訳の現場では、汎用性のあるテーマはもちろん、再生医療のように時事的なトピックも扱います。医療分野の世界は日進月歩、新しい情報にも常にアンテナを張っておかなければいけません。それは現役翻訳者も受講生も同じですね。

上級講座のクラスで最も大切にしているのは、「なぜこの訳なのか」ということです。正解に近い訳だとしても偶然にできたものではいけません。翻訳者は自分の訳に責任を取ること。結果よりも途中経過が重要となります。ですから受講生には、常に「なぜ」を突き詰めて、調べて、考えて、訳出してほしいと思います。

受講者のほとんどは、当校で年に4回実施している翻訳実務検定「TQE」の合格を目標にしています。合格者はサン・フレア アカデミーの母体である翻訳会社、サン・フレアに登録して、翻訳者としてスタートラインに立つことができます。合格率はかなり低く狭き門ではありますが、諦めず、立ち止まらず、目標に向かって歩みを進めていただきたいですね。

上達の近道はありませんが、文系の方なら必ず、高校化学の復習をやっておいてください。テレビの高校講座や放送大学などでしっかりと復習をしてベースを作っておけば、その後の理解も全然違ってくるはずです。

受講生インタビュー

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通学科「医学・薬学」
上級講座
受講生
高見澤貴子さん
(たかみざわ・たかこ)

大学(英米文学専攻)を卒業後、専門商社などで勤務。2015年からサン・フレア アカデミーの中級講座などを経て、現在通学科「医薬・薬学」上級講座を受講中。


少人数制と現役翻訳者によるきめ細かな指導で
着実に必要な知識が身につけられます

初めはただ翻訳がしたい、という気持ちで、文芸から実務翻訳、映像翻訳など一通りを勉強したという高見澤貴子さん。その上で、仕事にすることや将来的や仕事量などを考え、医学翻訳を志望。サン・フレアアカデミーの門を叩いた。

「授業は少人数制で、プロの翻訳者でもある先生方がきめ細かく教えてくださり、教材に沿った知識だけでなく、仕事に関する話などいろいろと聞けることもモチベーションになっています」

上級講座では、初めに前回の授業で出された課題の訳文を先生に見てもらいながら、補足プリントや解説を交えて訳文の精度を高めていく。その後別途、訳例が配られるが、基本的には自分の訳した文章が俎上に載るため、課題への取り組みも真剣だ。

「課題は抗がん剤や抗生物質の効かない菌など、毎回テーマは異なります。調べることが多くて大変ですが、医療は身近な問題でもあるので、知識が増えていくのはうれしいですね」

専門用語に苦戦しつつまずはTQE合格を目標に

現在は翻訳実務検定「TQE」の合格を目指している高見澤さん。実は一度、上級講座を受講する前にもTQEにチャレンジをしたが、合格には至らなかったという。

「A4で2、3枚ほどの論文を5日間で訳して提出しました。終わった後には指摘事項をいただけるのですが、そもそも専門用語がなっておらず、文法の解釈の読み違えなどのミスもありました」

とはいえ、TQEは上級講座修了生レベルでも、合格率は低く、難関。また、医薬は日々進化をしている分野だけに、基本的なことを学びながら、常に新しい情報を取り込んでいるという。

「化学や医療関連の知識や情報にはできるだけ触れるようにしています。専門知識がないと、例えば、複数の並列した単語の後にくる修飾がどこにかかっているのかもわからない、ということにもなりかねないので」

そうした「調べる力をつける」ことも勉強の一つだという。「早く仕事ができるよう、3月のTQEで合格を目指して力をつけていきたいと思います」と意気込みを語ってくれた。