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こんな学校です!

通学・通信講座とも、入門からプロレベルまで豊富なラインナップを用意。また、翻訳を学べる学校として日本で唯一の全日制コース(総合翻訳科)も開講。第一線で活躍中の現役翻訳者が指導にあたる。翻訳者ネットワーク「アメリア」を通じて求人情報を提供するなど、受講生・修了生への手厚いサポートも好評だ。

修了生インタビュー

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「IT・マーケティング」
「IT・マーケティングゼミ」
修了生
井上望さん
(いのうえ・のぞむ)

エネルギー開発企業に約30年勤務。フェロー・アカデミー通信講座「翻訳入門<ステップ18>」「実務翻訳<ベータ>」、通学講座「IT・マーケティング」「IT・マーケティングゼミ」修了。15年よりフリーランスの翻訳者として活躍中。

疑問の核心を見抜いた指導がよかった
先生の教えを仕事にも生かしています

2015年に翻訳者として独立して以降、主に販促や集客のためのウェブコンテンツや電子文書の翻訳を手がけている井上さん。扱うのはいわゆる「マーケティング翻訳」と呼ばれるもので、大半がIT企業の案件だ。

エネルギー開発企業に30年勤めた経歴があり、管理職としてインドネシアに駐在していた勤続28年目のとき、「自分の手で何かを生み出し、その対価を得られる仕事がしたい」と思い、長い海外駐在によって英語になじんでいたこと、また文章を書くのが好きだったことから、翻訳者を目指すことにした。準備期間を2年と定め、手はじめにフェロー・アカデミーの通信講座「翻訳入門<ステップ18>」と「実務翻訳<ベータ>」を受講。基礎力を固めた。

「英文法の知識を整理した上で、英語の意味を日本語で再構築するコツを論理的に理解できました。誰かに評価されることが久しくなかったので、添削で褒められるのがうれしかったです」

優秀な成績が評価され翻訳会社からスカウト

帰国すると地方勤務になったが、通学するために退職。コンピュータに詳しいことから、学習分野をITに絞り、新たに「IT・マーケティング」を受講。マニュアルや製品紹介、企業ブログといった課題に取り組み、専門性を深めていった。

「講師の高橋聡先生はどんな質問であっても核心を見抜き、的確に答えてくれたので、疑問を掘り下げて考えることができました。『原文が伝えようとしている状況をイメージし、日本語で表現する』、『訳語は文脈の中で考える』、『文章やパラグラフを組み立てるときは必ず主題を意識する』など、先生の教えは今も常に意識しています」

「IT・マーケティングゼミ」の在籍時には、翻訳会社のトライアルに合格。修了時には、講師の推薦を得て翻訳者ネットワーク「アメリア」のクラウン会員に認定され、翻訳会社数社からスカウトを受けた。現在は10社に登録し、常時3社と取引している。

プロ4年目を迎え、仕事は順調。それでもかつてのクラスメートと勉強会を開き、スキルの向上に励む。
「仕事の幅をもっと広げていきたいですね。いずれは出版翻訳にもチャレンジしてみたいです」

講師インタビュー

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「IT・マーケティング」「IT・マーケティングゼミ」講師
高橋聡先生
(たかはし・あきら)

実務翻訳者。翻訳会社に社内翻訳者として勤務した後、2007年に独立。主に、IT関連やマーケティング文書の翻訳を手がける。日本翻訳連盟(JTF)理事。著書に『できる翻訳者になるために プロフェッショナル4人が本気で教える翻訳のレッスン』(共著、講談社)。

マーケティング翻訳の要である
日本語ライティングを重点的に指導します

かつてIT翻訳といえば、定型的な表現の多いマニュアルやヘルプが大半でした。日本語が多少ぎこちなくても許される大量生産的な翻訳です。ところが、10年ほど前からIT系企業が自社サイトでの「発信」に力を入れ始め、カタログやプレスリリース、ブログといった販促用ドキュメントの翻訳が急増します。それに伴い、「自然で読みやすい日本語」が求められるようになりましたが、対応できるIT翻訳者が驚くほど少なかった。そこで募集をかける際に「マーケティング翻訳」を打ち出すようになり、今ではそうした案件がIT翻訳のかなりの部分を占めています。現状、マーケティング翻訳の対象は「マニュアル、ヘルプ以外のすべて」と言えるほどです。

授業では、ドローンメーカーのような周辺分野もカバーしつつ、B2BとB2Cに分けてマーケティング翻訳を学習します。企業向けと一般ユーザー向けとでは、扱う内容も言葉づかいも違ってくるからです。「英語をしっかり読み解き、きちんとした日本語で書く」ことを主要テーマに、特に日本語のライティングを重点的に指導しています。

どの分野を目指すにも基本的な翻訳力の習得が大事

マニュアルやヘルプの翻訳は「機械翻訳+ポストエディット」への移行が進んでおり、IT翻訳者として食べていくには、マーケティング翻訳にシフトしていくことが不可欠です。ITやマーケティングを基点に分野を広げていくことも、一つの方法でしょう。ただし、それ以上に大切なのは、翻訳を「楽しい」と思う気持ちと「もっと上手くなりたい」という向上心だと思います。いくら稼ぎがよくてもこの2つが欠けていたら、長続きしないはずです。

マーケティングであれ他分野であれ、プロを目指すならまず、分野に関係のない基本的な翻訳力を身につけましょう。翻訳は自分の頑張りや実力が「かたち」になって現れやすく、おもしろくてやりがいのある仕事。言葉と調べ物が好きなら、適性は十分です。学校に通えば、フィードバックを受けられるだけでなく、ヨコのつながりができます。勉強会をしたり仕事を紹介し合ったり、仲間の存在はやがて学び以上の財産になると思います。