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2023.08.21 UP

上級講座 医学・薬学(通学科)
サン・フレア アカデミー

上級講座 医学・薬学(通学科)<br>サン・フレア アカデミー

50年以上の実績を誇る翻訳会社が運営する学校で
現場のノウハウと実践的な翻訳を身につける

幅広い分野のレベル別講座で無理なくステップアップ

サン・フレア アカデミーは、実務翻訳で50年以上の実績を誇る翻訳会社㈱サン・フレアが運営する翻訳学校だ。講座は「医薬/化学/環境」「特許」「IT/電気/機械」「金融/法務」など産業翻訳の多彩なラインナップを揃え、それぞれレベル別に分かれて初級者から上級者まで幅広く対応している。

講座は通学科/通信科が選択でき、通学科は年4回(4月・7月・10月・1月)開講。通信科は随時受講が可能で、通学科と同一のテキスト・カリキュラムを採用している。2023年6月現在、通学科はオンラインによる授業を実施しているが、一部の講座では対面式もしくはオンラインと対面のハイブリッド式を採用している。

経験豊富な現役翻訳者による 実務に即した少人数制指導

通学科は最大6名の少人数制。講師は各分野の現役翻訳者が、実務に則した翻訳テクニックや現場のノウハウを直接指導する。通信科は翻訳課題への添削と丁寧なコメントできめ細やかな指導を徹底。受講生からの疑問・質問にも手厚く対応している。

今回は、通信科・初級講座「はじめての技術翻訳B」、通学科・中級講座「医学・薬学」を修了し、通学科・上級講座「医学・薬学」受講中の松﨑美緒さんと、上級講座「医学・薬学」を指導している濱田京子先生に、同講座の内容や特長、翻訳者の心得などについてお話しいただいた。

濱田京子先生
濱田京子先生Hamada Kyouko

お茶の水女子大学家政学部食物学科・徳島大学薬学部薬学科・慶応義 塾大学法学部法律学科通信課程卒業。徳島大酵素化学研究センター、薬品会社勤務を経て、TQE合格後フリーの翻訳者として活躍中。現在、当アカデミーの上級・実践講座「医学・薬学」、特別講座「治験和訳演習 <臨床/非臨床>」の講師を務める。

松﨑美緒さん
松﨑美緒さんMatsusaki Mio

上級講座「医学・薬学(通学科)」の受講生。大学院博士課程中退後、研究助手、 医療機器テスターなどを経て2022年にサン・フレア アカデミー通信科「はじめての技術翻訳B 初級」を受講し翻訳を学び始める。その後、通学科にて「医学・薬学」の中級講座、上級講座を受講し、TQE合格をめざしている。

勉強して力をつけてから現場へ行くのではなく
仕事をしながら緊張の中で力をつけていく

知識の習得と並行して、現場を見据えたノウハウも

濱田京子先生(以下、濱田):松﨑さんは「上級講座 医学・薬学」を受講されて、今日が最後の授業でした。本講座はいかがでしたか?

松﨑美緒さん(以下、松﨑):上級講座のテキストは専門性の高い内容が各分野にわたっているので、自分がどんな分野に適性があるのかを考えながら勉強できました。また、翻訳のテクニックはもちろんですが、「クライアントごとに求められる表現が違う」とか、「仕事にあたっての意識」など、より実践的な内容が多かったのも印象的でした。スキルを学びながら実務で求められることをたくさん教えていただいたので、仕事をよりリアルに感じながら勉強を進めていけました。

濱田:そう思っていただけたのでしたら何よりです。本講座の到達目標は翻訳実務検定TQEの合格です。とはいえ、TQEに合格するのはなかなか大変なので、他社のトライアルも利用して翻訳経験を積むことも検討してほしいですね。受講生は皆さん、「勉強して力をつけてから現場へ」と思っているようですが、それでは一生勉強で終わってしまいます。翻訳は、仕事をしながら緊張の中で力がついていくものですから。

松﨑:授業は中級講座に比べて本当に内容が濃く、最初の2ヵ月間くらいは難しくて、「続けていけるかな?」と思ったほどです。でも、「辞めるのはまだ早いよ」と濱田先生に励まされて、なんとか踏みとどまることができました。

濱田:ここで一番学んで欲しかったのは、「なぜこの訳にしたか」がきちんと言えること。現場で誤訳した際、翻訳会社などから「この訳にしたのはどうして?」と聞かれて答えられないのでは困ります。それに、自分の訳に責任が取れるようになれば、自然に品質も上がってきます。だいたい上級講座では皆さん、最初の数ヵ月は苦労するんです。でも、それを乗り越えるとある日突然、うまくなっていますよ。

松﨑:だといいのですが。苦手な化学分野では知識がまだ十分補強できていないので、突拍子もない訳をしてしまうなど、いまだに苦労しています。

濱田:化学が医学翻訳の基礎であることは間違いありませんが、松﨑さんは医療機器の仕事経験もあるし、一般の人向けの文章も上手です。何より、松﨑さんの訳注のうまさにはとても感心しました。訳注が書けるというのは、「どこがわからないかがわかっている」ということです。化学は並行して勉強を続けながら、はじめは得意な分野から攻めていけばいいと思います。

サン・フレア アカデミーの講座で使用されているテキスト。各講座において学ぶべきことがテキストとしてまとめられており、体系的に翻訳スキルを習得することができる。通学(オンライン)・通信講座どちらも共通で使用されている。

上達の早道は「ゆっくり急げ」 良い人間関係が現場のカギに

濱田:そもそも松﨑さんはどうして翻訳を勉強しようと思われたのですか?

松﨑:今までは契約期限のある仕事が多かったので、今後のことを考えたとき、スキルをもとに息の長い仕事ができるようになりたいと考えて、思い浮かんだのが翻訳でした。英語をたくさん勉強してきたとか、医学のバックグラウンドがあるわけではなかったので難しいとは思っていましたが、仕事がひと区切りしたタイミングで「学んでみよう」と一念発起しました。

濱田:なるほど。それでサン・フレア アカデミーの翻訳講座を選ばれたのですね?

松﨑:サン・フレア アカデミーは通信科と通学科があったので、まずは通信科の初級講座「はじめての技術翻訳B」を受けて、続けられるかどうか考えてみようと思って始めました。最初のハードルが低くて選びやすかったんですね。その後、通学科の「医学・薬学」の中級、上級を受講しました。通信から通学科に切り替えて、一定のペースで一定量の翻訳をこなしたことも、翻訳のペースを上げていく上でもとても良かったと思います。また、不慣れな分野で、訳すときの根拠となる文献がわからなかったので、「こういう場合はこれを参考にする」という資料をたくさん提示していただいたのも役立っています。

濱田:授業で重要なことは毎回Wordでお渡ししていますが、20回分つなげるとエディションのもとになります。現役翻訳者の方もこれに自分で手を入れながら使っているので、現場でも活用してほしいですね。

松﨑:仕事でも使えるようにと、定訳リスト(マイ辞書)も自分なりに試行錯誤しながら作っています。

濱田:マイ辞書は授業の初回に見本を渡していますが、これは自分の使いやすいようにいろいろ試して作ってみてください。翻訳の世界では、「ゆっくり急げ」とよく言われます。翻訳者の姿勢として、やるべきことを一つひとつやっていくことが、結局は上達の早道につながるということです。そして現場で大切なのは、良い人間関係を築くこと、これに尽きます。翻訳会社のプロジェクトマネージャーの頭の中に顔や名前を思い浮かべてもらえる人、わからないところは翻訳会社さんなどに「教えてください」と素直に聞ける人になってほしいと思います。

松﨑:はい。今後はここで学んだことを生かして、できれば医療機器関連から翻訳の仕事を積み重ね、濱田先生のおっしゃるように、「この人だったら翻訳を頼みたい」と思っていただけるようになりたいです。先生の授業を通して「翻訳者はサービス業でもある」と感じたので、そういうマインドも養っていきたいと思います。

プロになるためのサポート体制 合格すれば登録翻訳者に!翻訳実務検定TQE®
 
翻訳実務検定TQEは、サン・フレア アカデミーが年3回実施している翻訳検定試験。優れた翻訳能力を持つ人を「翻訳実務士Ⓡ」として認定し、広く活躍の場を提供している。点数に応じて1〜5級の判定を行い、合格者(3級以上)を㈱サン・フレアに翻訳者として登録。過去30年で約6000人の翻訳者が誕生している。

試験は7言語20科目(16分野)で実施され、希望する分野と言語ごとに受検できる(複数選択可)。誰でも受検でき、在宅での受検となる。試訳・ポイント解説・個別コメント付きで結果が通知されるので、活躍の場を求めている人はもちろん、実力を計りたい人にも有益な試験だ。

コース紹介

通学・オンライン・通信講座
初級講座

 はじめての翻訳文法/はじめての翻訳技法/はじめての特許翻訳 ほか
中級講座
 医学・薬学/IT・通信/特許明細書A/特許明細書B/英訳の基本Ⅰ ほか
上級講座
 医学・薬学/IT・通信/特許明細書A/特許明細書B/英訳の基本Ⅱ ほか
特別講座
 治験和訳演習(臨床・非臨床)/金融・経済英訳演習/PC&Web活用講座 ほか

問い合わせ先
サン・フレア アカデミー

TEL:03-6675-3965
事務局受付時間 (日曜日/祝日 : 休校)
【平日】9:30~18:30 【土曜日】9:00~18:00
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