こんな学校です!

第一線で活躍中の映像翻訳者や東北新社スタッフによる実践指導と、特別トレーニングが特徴。多くの修了生が、映画や海外TVドラマシリーズ、ドキュメンタリー番組をはじめ、翻訳者としてさまざまなジャンルで活躍している。

修了生インタビュー

「映像テクノアカデミア」
映像翻訳科 修了生
松本小夏さん
(まつもと・こなつ)

大学でイギリス地域文化研究を専攻。2016年5月、映像テクノアカデミアに入学し、19年3月に同校を卒業。在学
時に東北新社のトライアルで好成績を収め、映画『フリーソロ』のボイスオーバーを担当する。主な作品に『Zネーション』(字幕)など。現在は、主にドラマシリーズやドキュメンタリーの字幕を担当している。

さまざまな学びが仕事に直結しすごくうれしいです

新卒で公務員になって4年目、松本小夏さんは大学時代に磨き上げた英語力をあまり生かせないことに不満を感じるように。そんな中、偶然手にした雑誌で映像テクノアカデミアの存在を知る。

小中学生のころ翻訳家に憧れ、大学時代には配給会社への就職を考えたほどの映画好き。冒険せずに安定した道を選んだが、やっぱり“好き”や“ 得意”を追いかけてみよう―。 

すぐに同校の説明会に参加してみると、「おもしろそう」と心が踊った。2016年の春、迷わず入学を決め、Basic Classから勉強を始めた。

「先生方は、劇場でお名前を見かけるような翻訳者の方ばかり。それだけでモチベーションが上がりました」

同クラスとIntermediate Classに在籍した1年間で、字幕と吹替、ボイスオーバー(VO)の基本を習得。2年目のAdvanced Classに進むと、多様なジャンルの作品を課題に演習を繰り返し、応用力を養った。

「テクニックはもちろん、聖書や武器、医療、法廷など、映像翻訳に欠かせない専門知識をいろいろ学べたのもよかったです」

学んだことを実践し無事に“大役”を果たす

3年目のGraduate Classでは、前半に字幕作品1本、後半に吹替作品2本を全訳し、実践力を磨いた。「作品に深く入り込み、“愛”を持って訳す」という教えを意識して課題に取り組み、講師から細やかにフィードバックを受ける。そんな勉強が実り、受講中に受けたトライアル(VO部門)で好結果を残して、東北新社から初仕事(VO)を受注。

19年春に同クラスを修了すると、講師の声がけでドラマの字幕を手がけることができた。
「VOはアカデミー賞受賞作で、字幕は固定ファンがついているシリーズ作品の最終シーズン。どちらもすごく緊張しましたが、授業で学んだことを実践できたかなと思います」

目下、ドラマシリーズやドキュメンタリーの字幕を担当しており、毎日が充実感でいっぱい。「先生方からいろんな考え方を学び、その学びが仕事に直結してすごくうれしい。吹替もやりたいですし、いずれは劇場翻訳もしたいです」と、期待は膨らむばかりだ。

修了生インタビュー

「映像テクノアカデミア」
映像翻訳科 修了生
星野麻希さん
(ほしの・まき)

幼少期の6年間をアメリカで過ごす。在外公館、外資系金融機関に勤務した後、出産を機に2007年に退職。家庭の事情で08~16年まで海外に滞在し、翌年10月に映像テクノアカデミアに入学。19年秋に卒業し、現在は映像翻
訳者として活躍中。主な作品に『AJ and the Queen』(吹替)など。

先生方の言葉の重みが違う
授業に出ては感動していました

海外生活の長い星野麻希さんにとって、映画やドラマはもともと「英語で楽しむもの」。だが、家族とともに8年ぶりに帰国した2016年秋、海外ドラマを見ているとある字幕が強く印象に残り、初めて「日本語字幕」を意識することになった。

その出来事は「何か新しいことを学びたい」と考えていた星野さんの心に作用し、ついには映像翻訳スクールに通うことに。年齢を考え、一刻も早くプロになろうと猛勉強を続ける中、はやる心に別のモチベーションを与えたのが、映像テクノアカデミアの講師陣だった。

「編入試験に合格し、Advanced Classから勉強を始めたのですが、授業に出るたびに感動していました。第一線で活躍されている先生方ばかりなので、言葉の重みが違います。特に圧倒されたのは、言葉に対する思いの強さです。先生方のお話を聞くうち、翻訳は語学の仕事ではなく“言葉で作品をつくる芸術”だと気づき、少しでもその域に近づきたいと思うようになりました」

トライアルに合格しシリーズ作品の吹替を担当

同クラスを修了するとGraduate Classに進み、吹替作品2本、字幕作品1本を全訳出する演習に取り組んだ。一人の講師のもとでじっくりと指導を受ける中、全体を見渡した字幕・台詞づくりや実践的な対処法など、「より深く突き詰めた勉強」に励んだ。

その間、実力を測るべく東北新社のトライアル(吹替部門)に挑戦。みごと好成績を収めると、同社から初仕事を受注した。

「ベテランの翻訳者さんとペアを組み、1シーズン分のコメディドラマを1話ずつ分担して訳しました。台詞が多くて大変でしたが、アカデミアで学んだことが自信になり、不安はまったくなかったです」

19年秋にはGraduate Classを修了し、映像翻訳者として仕事に専念する毎日を送る。道が開けた今、先輩翻訳者たちの背中をどこまでも追いかけるつもりだ。

「アカデミアの先生方はそれぞれに“哲学”をお持ちで、その種を分けていただきました。自分の中でそれらが芽吹きつつあるのを感じます。しっかり育てて、先生方のように一本軸の通った翻訳者になりたいですね」