AI翻訳の進化も見据えて、プロ翻訳者が指導
インターグループが活躍の場を提供

川口先生と受講生の活発な意見の交換が終始なされており、受講生の積極性がよく伝わってくる講義だった。

川口先生と受講生の活発な意見の交換が終始なされており、受講生の積極性がよく伝わってくる講義だった。

訪問クラス【英日】翻訳本科コース 授業時間・・・120分 回数・・・全15回

到達目標はトライアル合格
活躍中のトッププロが実践的なスキルを指導

現役のトップクラスの翻訳者である川口仁先生が指導する「【英日】翻訳本科コース」は、インターグループのトライアル合格レベルを目指すプロ養成コース。実際の仕事に即したビジネス系の教材を用いて、「解釈」「文章力」「調査」など重点テーマを明確にして、全15回の授業が行われる。

第14回の課題は、「労働市場」についての記事。川口先生が一文一文、英文を読み上げながら「このthisは何を指す?」「demographic groupの意味は?」などとポイントを問いかけ、受講生が意見を出し合う形で授業は進んでいく。川口先生の気さくな人柄もあり、クラスは自由に発言・質問しやすいアットホームな雰囲気だ。自分の考えを積極的に述べることは、プロとしての意識を高めることにもつながっていく。

上級クラスなので、ただ英文を理解するだけでなく、「このof courseのニュアンスは?」「ベビーブーマー世代はどんな時代を生きてきた?」というように、著者の意図や背景知識まで踏み込んで考えていく。英日のコースだが、川口先生は日英翻訳の経験も豊富で、英語ネイティブが好んで使う表現など英文ライティングのポイントが折に触れ解説されるのも大いに役立ちそうである。

コース終盤のため、この日は個別カウンセリングも行われた。川口先生が個々の希望やキャリア、長所・短所などを踏まえて、修了後の進路について指南してくれるという。授業後にも、デビューに向けてエージェントとの付き合い方、翻訳支援ツールやAI翻訳などについての質問が飛び出していた。自らの経験をもとに具体的にアドバイスするとともに、「AI翻訳をうまく利用しようとするぐらいの積極性、時代適応性を備えた翻訳者になってください」と激励する川口先生。全体を通じて、時代のニーズに即した翻訳者が育つ環境が整っている講義だった。

講師’s Voice

【英日】翻訳本科コース 川口仁先生 (かわぐち・ひとし) 翻訳会社で品質管理、翻訳事業責任者などを歴任した後、翻訳事業や教材開発を展開する会社「ワードリンク」を設立。製品カタログや契約書、ニュースリリース、CSRリポートまで、一貫して実務翻訳に携わっている。インタースクールの講師としても活躍。

【英日】翻訳本科コース
川口仁先生
(かわぐち・ひとし)

翻訳会社で品質管理、翻訳事業責任者などを歴任した後、翻訳事業や教材開発を展開する会社「ワードリンク」を設立。製品カタログや契約書、ニュースリリース、CSRリポートまで、一貫して実務翻訳に携わっている。インタースクールの講師としても活躍。


産業翻訳の学習を通してさまざまなスキルを身につけ、自分の可能性を広げてください
本コースはインターグループのトライアルに合格する力を養うことが目標であり、修了後はトライアル合格・プロデビューを目指していただきます。簡単ではありませんが、これまで何人もの修了生が合格を果たしてきました。

教材には、実際の仕事に即した実践的なものを使用しています。総合力が問われるビジネス一般の文章を「解釈が難しい文章」「柔らかい文章」「硬い文章」「調査が必要な文章」などに分け、15回の授業それぞれのテーマとしています。

受講生には毎週課題を出しますので、それを期日までに仕上げ、実際の仕事と同様に納品していただき、それを私が添削します。一人ひとり性格や得意なこと、苦手なこと、力量、キャリアなどが異なるので、それぞれのニーズを把握しそれに応えるために、できるだけ個別的な指導を心がけています。授業は課題について皆で話し合いながら進めていきますが、質問しやすい・話しやすい環境を整え、受講生の授業への参加度を高めることで、学びの多い充実した時間になるようにしています。

コースを通して特に身につけてほしいのは、ユーモアや皮肉なども含め筆者の意図までくみ取り、それを訳文に反映させることができるスキルと、調べるべきことをきちんと調べる心構えです。変な英文や調べてもわからないことなども出てきますが、そうしたイレギュラーな事態にクールに対応できるのがプロです。本コースは本校でも最高レベルのクラスですから、プロとしてのスキルとマインドセットを鍛えてほしいと思っています。そのために私自身の経験も伝え、プロの世界や現実についていろいろ知ってもらえるよう努めています。

産業翻訳の学習・仕事を通じて、私たちは英語力、ライティング力、さまざまな分野の知識、コンピュータリテラシーなど、いろいろなことを学べます。つまり、産業翻訳からほかの道への発展も可能なわけで、その意味では非常に広い可能性を持った職業だと思います。学んだスキルが自分のキャリアを伸ばすスプリングボードとなり得るので、興味のある方はぜひ産業翻訳の勉強をして、自分の可能性を広げてください。