代表取締役
仲野弘嗣さん

1993年の創業以来、特許翻訳に特化して高品質のサービスを提供し続けている㈱テクニカル トランスレーション ハウス。クライアントの9割以上は特許事務所で、大手企業の外国出願用の日英翻訳を数多く扱っている。出願用特許の翻訳件数は年間2000件以上。技術分野を幅広くカバーしており、再生医療やIoTといった最先端の分野においても高い評価を受けている。

現在、社内翻訳者・チェッカーは約30名。同社は業界ではまれな新卒採用を行っており、正社員として入社後、チェックの仕事から始めて翻訳を学び、社内翻訳者へとキャリアを築く体制が整っている。
「日々のOJTに加えて、社内勉強会を行っているほか、フィードバックを共有する連絡会などもあります。新卒採用はチェッカーからスタートして、
早い人は1年で翻訳を行うまでになります。再チャレンジをめざす第二新卒の方も歓迎です」

選考は英語力重視で、特許や技術の知識は不問。文系出身者でも専門性を持つ特許翻訳者として成長するチャンスがある。現在は2015年にできた大阪オフィスでも、新卒・第二新卒の採用・育成を行っている。

在宅翻訳者は少数精鋭のOBが中心

フリーランスの在宅翻訳者は約50名。社内翻訳者を経て在宅翻訳者になったOBが中心となっている。
「人材育成に注力してきた結果、社内翻訳者から専属の在宅翻訳者となり活躍する人が増えて、OB中心の“少数精鋭”の体制が整いました。今後とも質の高いサービスを維持するため、質の高い翻訳者の養成を行っていきたいと思います」

新卒以外の社内翻訳者、在宅翻訳者の応募条件は特許翻訳経験5年以上で、現在、人材が不足しているのはIoT、自動車制御、通信制御、ゲーム、太陽光電システム、流体制御、燃料電池など。即戦力を求めているため、合格・登録のハードルは非常に高いが、特許翻訳者としてもう一度勉強したいという意欲のある人なら登用の可能性はあるという。

「十分な実力がありながら他社で値切られて困っているような方にも応募していただきたいですね。これまで蓄えてきた知識やスキルを生かしつつも、それだけで仕事をするのではなく、わからないことはどんどん質問して新たなことを学んでほしい。それを積み重ねていける環境が当社にはあると思っています」

新卒から数多くの翻訳者を育ててきたが、一人前になるのは決して容易ではなく、「会社が育てるのではなく、自分で成長する努力と覚悟を持ち合わせている人だけが一流の翻訳者になっている」とも。本気で特許翻訳者になりたい人はぜひチャレンジを。