RWS

英国に本社を持ち、そのグローバルなネットワークを活かして知的財産関係のトータルサービスを世界的に展開している(株)RWSグループ。英国に拠点を構える親会社が2020年11月にはSDL社を買収し、LSP(Language service provider)マーケットではトップとなった。世界に40を超える拠点と7500人を超える従業員を有するグローバル企業であり、1ストップで多言語翻訳(翻訳可能言語数200言語以上)に対応している。
日本法人は、従業員数約60人、登録翻訳者数は約300人。日本の翻訳部門に依頼されるのは特許明細書がメインで、分野は機械、通信、電子、電気、バイオ、薬学、化学など幅広い。そのほか、契約書や企業内資料の翻訳なども扱っている。
60年の歴史がある翻訳会社として、翻訳品質に対する強いこだわりがDNAとして引き継がれている同社だが、このたび、時代のニーズに合わせてMTサービスも強化することとなった。MTの活用により生産性と品質の両方の向上をめざし、より良い翻訳を低コストで提供することを実現し、クライアントに対し、今までにないソリューションの継続的な提案をしていく予定だ。
特に、同社のメインであるIP(特許)部門においては、「特許明細書翻訳、法律文章などにおいて幅広く、なおかつ可能な限り、MTを活用していきたい」(担当者談)という。MTサービス強化のタイミングで、特許明細書の経験があり、ポストエディットに対応できる人材を広く募集している。