「ポストエディット」に特化した
翻訳マーケットプレイスがオープン

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「ポストエディット」に特化した翻訳マーケットプレイスがオープン

大手翻訳会社提供の「ポストエディット」サービスが
ワンストップで利用可能

オンライン翻訳プラットフォーム「ヤラクゼン」を提供する八楽株式会社(東京都渋谷区)は、翻訳業界で初めて、「ポストエディット」に特化した翻訳業界のマーケットプレイスを「ヤラクゼン」上にオープンした。

ポストエディットはAI翻訳(機械翻訳)の出力結果を元に編集・修正すること。AI翻訳の精度が向上してきた昨今、翻訳手段の新たな選択肢として注目されているが、担い手不足も生じている。

マーケットプレイスでは、ヤラクゼン上でAI翻訳をした後に、提携する5つの大手翻訳会社にポストエディットの相見積もり、及び発注ができる。これによりユーザーは、原文を一から翻訳会社に依頼するケースと比べ、コストを最大90%カット、スピードを最大70%アップさせることが可能となる。

翻訳会社それぞれに得意分野や強みが異なるため、ユーザー側は翻訳用途や形式に応じてそれぞれに得意分野や強みが異なる翻訳会社を選択でき、翻訳会社側はマーケットプレイスへの参加で、新規顧客を開拓できるというメリットがある。

3月9日、10日には記者発表も行われた。現在、参加している翻訳会社は株式会社川村インターナショナル、株式会社翻訳センター、株式会社ヒューマンサイエンス、株式会社 SCREENクリエイティブコミュニケーションズ、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社の5社だが、年内には100社をめざすとしている。
(2021年3月10日)

●ヤラクゼン
https://www.yarakuzen.com

■詳細
https://www.yarakuzen.com/pemarketplace