
第10回(最終回) Googleカレンダー、Evernote、
クローズドキャプション
今年1月に第1回が掲載された本コラムも今回で終わりです。最終回はこれまでのコラムで紹介しきれなかったツールをいくつか簡単にご紹介したいと思います。
Googleカレンダーで予定管理
日々の仕事の進捗などは紙の手帳とExcelファイルで管理していますが、仕事の納期やセミナー等の予定管理とリマインダにはGoogleカレンダーが便利です。多機能ですが自分が必要な機能だけを使っています。そのほうが長続きすると思います。
Googleカレンダーの表示には4種類あり、一般的なダイアリーのように年、月、週、日で表示できます。
予定作成は簡単です。作成したい日をクリックし、必要な情報を入力するだけです。
さらに詳細を記入したい場合は、「その他のオプション」をクリックすると次の画面が表示されます。
予定の詳細を見るだけなら、カレンダー上の予定記入部分をクリックします。
リマインダのみの設定もできます。私は納品日などをうっかり忘れないように前日に知らせが来るようにしています。
また第4回でご紹介したChrome拡張機能「Google Calendar(by Google)で今日から1週間分の予定をプルダウンメニューのように表示できます。
スマートフォンやタブレットにアプリを入れて同期させておくと、外出先でもカレンダーが確認できるので便利です。私はもう紙の手帳は持ち歩いていません。
Evernoteで資料を整理検索
Evernoteは、ノートを取るように、またはスクラップブックのように、情報を蓄積できるデジタルのワークスペースです。クラウドにデータを保存し、メモを書き込み、必要な情報を収集し、それらを検索して必要な情報を簡単に見つけられます。
PC版、WEB版、スマホ/タブレットアプリがあり、私は3つともインストールしています。
WEBページはやはり第4回でご紹介したWEBクリッパーで簡単にクリップ(保存)できます。調べ物で見つかったWEBページはどんどんクリップしています。PC版でWEBページをクリップすると以下のようになります。緑色の丸で囲んだリンクから、元のWEBページに飛べます。
Evernoteでは集めたデータひとつひとつをノート、それを入れるフォルダをノートブックと呼んでいます。またそれぞれにタグを付けておくと(複数可)、Twitterのハッシュタグのようにタグでノートを検索閲覧できます。ただ、全文検索が可能ですので、ノートブックの分類はそれほど細かくしなくてもいいと思います。WEB版で検索語「iPad」で検索すると検索後を含むノートが左に並びます。
WEBで公開されている学会用語集などもクリップしておけばいつでも検索できます。また、動画(YouTube)もクリップ可能です。スキャンデータも画像に文字が含まれていると自動的にOCRしてくれます(精度は不明)。さらに、Googleで検索するとEvernoteも自動的に一緒に検索されて検索結果の右肩に表示されます(Chromeの場合)。
データ保存のほかに私がEvernoteを活用しているのは自分が参加するセミナー当日の情報管理です。住所や予定、駅探など乗り換え案内アプリで調べた電車の時刻や地図、QRコードのチケットなどをSnipping toolでキャプチャし、画像を1つのノートにひとまとめにしておきます。こうしておけば、外出先でスマホから確認できます。後で交通費を確認するのも簡単です。