Vol.5 まずは日本語で論理的に話せるように
/通訳者・丸尾一平さん

大切にしたい「日本語力」

さて英語もさることながら、親として一つ大切に育てたいのが「日本語力」です。日本語で論理的に相手にわかりやすい言葉でしゃべる力はきちんと育てたいと強く思っています。母語である日本語で論理的に話せない子どもが、いくら英語を勉強したって、効果的なコミュニケーション能力は身につかないと思っています。

ここは力を入れています。月並みですが、我が家では「父ちゃん、ジュース」では父ちゃんは一切動きません(笑) 「父ちゃん、ジュースを取ってきて」で初めて動きます。相手が察する力に過度に期待せず、過不足なく自分の意思を伝えるための論理的な思考力・表現力はとても大事だと思います。

…母ちゃんにはいつも「意地悪ばっか言ってんじゃない」と怒られます(笑)

もう一つ、機会を見つけて子どもとなるべくたくさん話すようにしています。これもイヤな親ですが、子どもを質問攻めにします。例えば息子がゲームをやっていないときに、わざとゲームのことをいろいろと聞きます。どんなゲームなのか、ゲームの目的は何か、どこが楽しいのか、勝つためにはどうするのか? 視覚・聴覚的な要素がとても大きいゲームを言葉だけで説明するというのは、きちんとした論理的思考力と表現力が問われます。これもひいては将来英語を学ぶときの土台になると信じてやっております。

お粗末さまでございました。どなたかうまいこと、子どもをその気にさせる妙案などございましたら、ご教示いただければ幸いです。今後もそういう視点で、期待を込めてこちらのリレーエッセイを注目しております(笑)

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