第31回 一次情報の重要性

■第30回ウルトラショート翻訳課題の講評

<課題文>


Sometimes, no matter how careful we are, no matter how much we try sticking to the script or routine, our day gets off track, and nothing we say or do will fix it before night comes around. Shit happens. And when it does, things get fucked up.

<解説>

まずKerriは女の子です。性別に悩んだらGoogleの画像検索(^-^; ただ僕もはっきりと女性とは書かなかったので、今回は性別についてはあまりこだわらないことにしましょう。

文頭のsometimesとかは、つい「時々」とか「時には」と訳してしまいがちなんですけど、意外にうまくはまるのが最後に「~こともある」とまとめること。「no matter~」は「どれだけ~していても」というよく使う表現ですね。「stick to」は「執着する」と訳すことが多いですが、ここでは「忠実に」みたいな処理もありかな。scriptは台本。routineは「決まり切った過程とか順序」という意味ですけど、ここでは「お約束」という訳語もありかな。「gets off track」は、「軌道から外れる」ということですから、予定通り行かないみたいな感じに訳せていると良いでしょう。fix itは外れてしまった日を元に戻せないという意味ですね。だから「nothing we say or do」は「何を言おうが、やろうが」みたいなニュアンス。「Shit happens」というのは美しい表現ではありませんが、よく見ますし、よく聞きます。Urban Dictionaryは、「When something happens that is out of one’s control and usually results in a negative situations.」という定義を挙げています。(こういう時には便利ですよ。)ですから「ろくでもないこと」とか「どうしようもないこと」あたりがいいかな。「どうにもならない」でもいいかもしれません。「fuck up」は「Screw something up, completely fail at something」ですから、「何もかもうまくいかない」くらいが無難かな。全体をまとめると「どれだけ気をつけていても、台本やお約束にどれだけ従っていても、歯車が狂ったままの日というのはあるし、そうなると何を言おうが、何をしようがもうどうしようもないまま夜になってしまう。自分ではどうにもならないことは起こるものだし、そうなってしまえば、何もかもが悪い方に向かう。」くらいかな。もう少しフランクで女の子らしい感じに訳せば、「どれだけ気をつけても、どれだけいつも通りにやろう、お約束を守ろうとしてても、どっかで道を間違えちゃったというような日はあるし、一度そうなっちゃうと何を言っても、何をやっても脇道にそれたまま、夜が来ちゃう。どつぼにはまることはあるし、そうなっちゃうともう何をやってもダメ。」とか。(訳してて、もう自分が若くないことがよく分かりました、はい。)

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